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【書評】「1日1分!目からウロコの勉強法」は、本当に1分で実践できる認知行動学的テクニックが学べる!

      2015/01/18

本の概要

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今日はサクッと読めて、すぐに仕事や勉強に取り入れることができる勉強本の紹介です。

見開き1ページに1つの「勉強法」が書いてあるので、パラパラっとめくって、「これは!」と思ったところだけでも読めちゃう(まさに1日1分でもOK!)のがいい感じですね♪

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「細切れ時間」で最大の効果をあげる勉強法の秘密とは? 目標設定、時間管理から、記憶力、集中力、やる気まで、「できる大人」がこっそり実践している目からウロコのアプローチを初公開!

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本書のココがポイント

いきなり満点を目指すよりも「間違えながら力を磨く」

たとえば問題集を解くときに、「100点を取る」「100問を解く」「1時間問題を解く」の3通りの取り組み方があったとしたら、果たしてどの目標設定がより好成績につながりやすいのだろうか。

目標設定という意味ではどれもけっして悪いやり方ではない。ただし、性格としてプレッシャーに弱いタイプなら「100問を解く」あるいは「1時間解き続ける」のような目標設定の仕方をおすすめしたい。

点数にこだわるのはいわゆる成果主義で、成功にこだわるような「達成動機」の強いタイプには向いているが、失敗を恐れる人には逆効果になる。

誘惑に打ち勝つには「自分への褒美」を用意しておく

飲みに行ったり、テレビを見たりする時間を減らせば、英語を勉強する時間はきちんと確保できるはずだが、じつはこれが口で言うほど簡単ではない。過剰行動には「楽しい」や「面白い」という誘惑的な行動が多いからである。

そこで、誘惑に負けずにやりたい行動を増やすには、しかけが必要になる。たとえば、外で酒を飲まなくなったぶん、勉強が終わったらビールを飲んでいいなど、過剰行動を減らして不足行動を増やした自分へ簡単な報酬を用意してあげるのだ。

報酬につられる形であっても勉強する時間が増えてきたら、それは着実に勉強力が身についている証拠なのである。

「締め切り効果」で120%の力が発揮できる

締め切り効果とは、締め切り直前になると俄然集中力が発揮されることを意味する。試験やスポーツの試合などで「ラスト10分!」という声がかかると一段と力が入るのもこの効果によるものだし、いわゆる一夜漬けなどもこれに近い。

言い方を変えれば、人間は締切を設定することで「間に合わせよう」といいう緊張感が働いて効率がよくなるといえる。こんな便利な心理は利用しない手はないだろう。

ほどほどでも満足する「モチベーション・キープ法」

最終的な目標は高くしておくとしても、勉強の途中の行動レベルではこの”ほどほど”のラインで満足する姿勢が大事である。常にパーフェクトを目指していると、いつまでも達成感が感じられずにくじけてしまう場合も多いからだ。

勉強するしかない状況に自分を追い込む!「認知的制約」のつくり方

たとえば、資料を読みこなす必要があれば、それをコピーして1ページだけカバンの中に入れておき、ほかの本や雑誌などは一切入れないようにする。電車の中で手持ちぶさたになっても、そのコピーしか読むものがない状態にしておくのだ。

すると、「どうせやらなきゃいけないのだから、少しでも読んでおくか」という気分になり、自然と一歩を踏み出せるようになる。

勉強を途中で投げ出してしまう人は「木を見て森を見ない人」

そこで、勉強に興味が持てないときには、まず全体の流れをつかむことから始めたい。問題を解いたり用語を覚えたりする前に、テキストを眺めるようにざっと読んでみる。それでもピンとこないときには、「よくわかる◯◯」などのように初心者にもわかりやすく説明してある本を読んでみてもいい。

感想

「適度に」自分を甘やかす

引用した箇所にもありますが、「自分へのご褒美」ってけっこう大事なんですよね。

誘惑とは「自分の心が欲している(欲求)」から誘惑であって、そもそもたいして興味のないものであれば誘惑にはなりえません。

そんな欲求なわけですから、遠ざければ遠ざけるほど欲しくなってしまうのが、人の悲しいさが。

「欲しているもの」なんですから、がんばったご褒美としてうまく活用するのが、精神的にも健康ですし、結果的に勉強時間をつくることにつなげることができます。

「締め切り効果」と「5分間勉強法」

「締め切り効果」もそうですが、どの本でも勉強法で重要なこととして取り上げられるのが、「時間の使い方」。

本書でも、

  • 5分間だけ勉強する
  • 毎日のリズムを同じにする(休日も)
  • 寝る前の5分を活用する睡眠前記憶法…

などなど、様々な時間活用のテクニックが紹介されています。

個人的に、その中でも積極的に取り入れているのが「締め切り効果」と「5分間勉強法」

「締め切り効果」は、時間制限を設けて勉強したり、読書したり、このブログを書いたりと勉強にももちろん使いますが、講座のワークショップでも、あえて短めの時間を設定して活動してもらいます。
そうすることで、明らかに場が活性化するんですね。

「いつまででもいい」という状態では、なかなか心に火がつかないようです。

それから「5分間勉強法」ですが、なかなか気分が乗らないときに「とにかく5分でいいからやろう」と決めて仕事や勉強にとりかかる方法です。
実際始めてみると5分で終わった試しがありません(笑)

のうだま―やる気の秘密」の池谷裕二先生によると、「やる気」といわれるものは、出そうと思ってでるものではなく、先に身体を動かし始めることによる「作業興奮」によって活性化するものなんだそうです。

かなり気持ちよく効率的に仕事や勉強がはかどりますので、オススメですよ♪

何でもできるは、何にもできない

ぼく自身、ついつい陥りがちなところなんですが、外で仕事をしようと思ってあれもこれもとカバンの中に詰め込んで出かけることで、余計に本来集中したいことに集中できなかったりします。

またiPhoneって本当に便利なんですが、便利すぎて何でもできてしまうので、勉強途中についつい手にとって、気がついたら30分くらいいじっていたとか…皆さんもありませんか?

環境が整備されて、どこででも何でもできてしまうということは本当にありがたいことなのですが、逆にひとつのことに集中しにくい状況にも陥りがちです。

だからこそ、やるべきことを決めたら、それ以外のものを「できる限り手に取れない環境」に身をおくことが大切になりますね。(「認知的制約」をつくる)

ここは何よりも先に実践しようと思いました!!

「いい加減」に勉強してみる

こんな考え方、お持ちじゃありませんか?

  • 本を読むなら、しっかりと読まなくちゃいけない!
  • 勉強するなら、最初からきっちりと理解しながら進めなくちゃいけない!

でも、裏を返すと…

  • しっかりと読む時間がないから、今は読まない
  • きっちりと理解できないところがあるから、そこで止まる

なんて状況に陥って、実は全然できていない(進んでいない)ことって、他人事じゃなくあるんじゃないでしょうか。

完璧主義に陥ると、「完璧にできないなら、しない」という罠にはまってしまうことがあります。これって実はかなりもったいない。

それよりも、

  • ある程度いい加減でいいからざっくりと本を読んでみる
  • よくわからないところもあるけど、とりあえず次に進んでみる

で、やれる方が明らかに1歩も2歩も先に進んでいます。
さらに「ざっくりと本を読む(勉強する)」ことで、学びの全体像をつかめたりすることも。

「0か100か」で考えるよりも、「60でも70でもいいや」くらいの「いい加減さ」で勉強した方が、結果的には前進するんですね。

勉強とは「ものごとの見方・捉え方」でもあるわけです。

忙しいからこそ読んでおきたい一冊!!

本書で紹介されているテクニックは大きく5つのステップに分類されていて

  • 勉強戦略 ー 何を目指すか?どう目指すか?
  • 目標設定と時間管理 ー 細切れ時間で最大の効果を上げる
  • 記憶力と集中力 ー 諦める前にやるべきこと、やってはいけないこと
  • モチベーション ー やる気を刺激するにはコツがいる!
  • マインド ー 大人の勉強は「心のしかけ」が決め手!

それぞれ、忙しいビジネスマンこそ知っておきたい内容になっています。
そして、その具体的なテクニックの数なんと83!!

全てとは言いませんが、必ず自分にあった勉強法を見つけることができるはずです。

目次

1 勉強戦略―何を目指すか?どう目指すか?
(キッカケづくりに効果大!「5分間だけ勉強法」
いきなり満点を目指すよりも「間違えながら力を磨く」 ほか)

2 目標設定と時間管理―細切れ時間で最大の効果をあげる!
(自分の現状とゴールとの「距離感を見極める」といいワケ
大志を抱きながら「目標設定は小さくする」 ほか)

3 記憶力と集中力―あきらめる前にやるべきこと、やってはいけないこと
(繰り返し勉強するなら利用したい「記憶のレミニセンス」
「書きながら説明する」とみるみる記憶が定着するワケ ほか)

4 モチベーション―やる気を刺激するにはコツがいる!
(三日坊主を卒業する「4つのアプローチ」
人生の課題を「見える化」して願望と行動を一致させる ほか)

5 マインド―大人の勉強は「心のしかけ」が決め手!
(どんな「感情」が勉強への原動力になるのか
結果を出す人と挫折する人は「信念の持ち方」が違う ほか)

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