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前人未到の29連勝!中学生プロ棋士の藤井聡太四段が遊んでいた「CUBORO」と「多段思考力」との関係は?

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出典:Amazon

2017年6月26日更新
なんと前人未到の29連勝!
藤井聡太四段が30年ぶりの快挙を成し遂げました!

デビュー戦から無敗で公式戦28連勝(2017年6月25日現在)を達成した史上最年少(14歳)棋士「藤井聡太」四段。

将棋の世界でこの28連勝という記録は、神谷広志八段と並ぶ歴代最多タイ記録!しかもデビュー戦から無敗の28連勝…ということで、すでに現時点でもとんでもない偉業を成し遂げつつあります。これからさらにどれだけ連勝記録が続いていくか目が離せません!

そんな藤井聡太四段の「強さ」の秘密ってどこにあるのでしょうか?

幼少期からのはまっていた遊び「CUBORO」
そして、そこで鍛えられたであろう「多段思考力」について書きました。

目次

プロ棋士に必要とされる「多段思考力」

Pexels / Pixabay

プロ棋士は、常に何百手も先を読む力が必要とされるそうです。

「こうきたらこう」「さらにこうきたらこう」「その次は…」といったように、頭の中で何段も思考を巡らすことのできる思考。これを「多段思考力」と言います。

東大の教授で渋滞学の権威でもある西成活裕先生の講演会では、この「多段思考力」とは「諦めずに考え続ける力」であるとお話されていました。
この多段思考力が鍛えられていると、仕事や学習でもゴールに辿り着くための様々なパターンを検証し実践することができるようになります。

つまり裏を返せば、多段思考力が成熟されていないと「すぐに考えることを諦めてしまう」「物事の本質を掴むまで考えることができない」ことに。目先のことしか考えることのできない「単段思考」では、深い考察も、多様なパターンの検証も行うことができないのです。

しかし、何十手、何百手も先を読む「多段思考」がいきなりできる人はそういません。「多段思考」は体力と同じでトレーニングが必要なのです。

子どもの頃から、生活や遊びの中で何段も先を読むようなことを行なっていると、それは「思考体力」として鍛えられるのです。(大人でも鍛えられます)

日常的な話であれば、

  • 明日の予定をシミュレーションして、必要なものを前日の夜に準備する
  • 家族旅行に行く前に、起こることを想定して準備を進める
  • バスや電車で、降車する前には運賃を計算して小銭を準備しておく
  • イベントの段取り・企画・準備を行う

…など、普段の生活や仕事の中でもトレーニングはできます。
ポイントは、すぐに思いつくこと以外にも「他により良い方法はないか」さらに一段深めて考えてみる癖をつけること。

今からでも親子で「多段思考力」を鍛えていくことができます。

藤井4段が子どもの頃から遊んでいた積み木「CUBORO」

テレビでも紹介されて話題になったスイス生まれの積み木のおもちゃ「CUBORO(クボロ)」

藤井聡太四段も子どもの頃からこの「CUBORO」に夢中。時間を忘れて没頭して遊んでいたようです。

この「CUBORO」は、見てわかるようにただの積み木ではありません。各ブロックに溝やトンネルが彫りこんであり、組み立てたらビー玉を転がして遊ぶことができるのです。

ここが藤井聡太四段の「多段思考力」を鍛える大きなポイントになったのではないでしょうか。

シンプルな積み方であれば、それほど考えなくてもすぐにスタートからゴールまでビー玉を転がすことができるでしょう。

しかし、何段も積み重ね、複数のビー玉が連動するようなギミックを盛り込み、まるで「ピタゴラスイッチ」のような仕掛けを作り上げようとしたら、かなりの先読み力が必要とされます。つまり遊びながら「こうしたら、こうなって…ああしたら、ああなって…」と思考を深く深く張りめぐらせることで「多段思考力」が自然と鍛えられていくのでしょう。

どうしたらもっと面白くなるか、どうしたらさらにみんなを驚かせることができるか…こういったことを頭の中で考え、形にしていく遊び。大人でもワクワクしちゃいますね。

ちなみに藤井聡太四段の好きな遊びとして「迷路作り」も紹介されていました。

こちらも複雑に作ろうと思えば思うほど、単純な思考だけでは間に合わないんですよね。いかに迷わせるか。分岐と曲がり方とを何段も思考して作り上げていく過程は「CUBORO」と通じるものがありそうです。

もちろん「将棋」そのものに思考力強化の力があります!

「CUBORO」のような知育玩具だけではなく、そのものズバリ「将棋」にも思考力強化の注目が集まっています。

相手の思考を読んで次の手を考える。
それに対して、さらに相手がこう打ってくるだろうから…

と、まさに多段思考力が必要とされる超絶知的なゲーム。子どもの頃から将棋に親しむことで、対局や詰将棋などを行いながら自然と思考体力を鍛えることができます。

…というか、藤井聡太四段にとって何よりも思考力強化につながっているのは、将棋の実践に他ならないのでしょうから…

ただ、将棋をいきなり始めようとしてもなかなかハードルが高いですよね。そもそも初めての方には「駒」の動き方がわかりません。意外と覚えることが多いんですよね…将棋って。

そういったハードルをグンと下げてくれることで今話題沸騰中なのが「NEW スタディしょうぎ(公文式)」

駒そのものに「動き方」が書いてあるので、初心者でも迷わずに将棋を楽しむことができます。ルールや詰将棋についてもわかりやすい解説があるので、子どもはもちろん、これから将棋を家族で楽しみたい親御さんにもぴったり。

他にも、同じように駒そのものに「動き方」が書いてある「はじめてのしょうぎセット」も、やはり初心者のお子さんにオススメ。

将棋のルールなどが書いてある小冊子もビジュアル豊富でわかりやすかったです。「公文」ブランドにこだわりがなければこちらでも十分将棋を楽しく始められます。

将棋マンガ「3月のライオン」にも注目が集まっているそうですよ♪

「ハチクロ」こと「ハチミツとクローバー」で大ヒットした羽海野チカさん。

その羽海野チカさんの放つ将棋マンガ!「3月のライオン」
こちらも藤井聡太四段の快進撃とともに注目を集めています!

本作の主人公もなんと中学生プロ棋士!

藤井聡太四段のデビューから28連勝というとんでもない快進撃まではさすがにありませんが、非常に珍しい中学生でのプロ棋士という共通点に、ついつい姿を重ねて見てしまいそうになりますね。

まとめ

藤井聡太四段の強さを「才能」と割り切ってしまうのは簡単ですが、きっとそれだけではないはずです。

幼少期から育てられてきた環境。
どこまでも熱中し続けた遊び。

藤井聡太四段地震の興味の方向性も含め、彼を取り囲む環境の全てが、今の彼の強さにつながっていることは疑いようがないでしょう。

となると、やはり重要なのは「思考体力」
「諦めずに考え続けることのできる力」は、まさに筋力と同じ体力。元々考え慣れていない人に、急に「もっと深く考えろ」「もっと多様なパターンで考えろ」と言っても頭がついてきません。普段から多段的に考えるトレーニングを行うことで、この思考体力は鍛えられるのです。

…とはいえ、あまり難しく考えすぎて考えることが苦手になってしまっては本末転倒。

まずは「遊び」や「生活習慣」の中で、楽しみながら思考を一歩ずつ深く進めていくことが思考体力トレーニングのポイントになるのではないでしょうか。「将棋」「CUBORO」「迷路作り」などは、そのために大きく貢献してくれそうです。

藤井聡太四段のさらなる活躍にも期待大!!楽しみにしています!!

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