「売れる」とはこういうことか!キンコン西野さん新作「革命のファンファーレ」レビュー!

出典:Amazon

すごい…もはや何百枚目からウロコが落ちたのかわからない。

キングコング西野 亮廣さんの「革命のファンファーレ」

本当に久しぶりに1ヶ月前から予約購入してしまうほど楽しみだった一冊。しかも、それすら西野さんの手のひらの上で転がされ、無意識のうちに『予約させられていた』ことに気づきます。

「えんとつ町のプペル」や「魔法のコンパス」の大ヒットは、時代を知り、人を知り、圧倒的な情報収拾の果てに、計算され尽くして行動した結果、成るべくして成ったものでした。そして、特別な才能もスキルも必要としない、そのヒットの全貌を余すことなく披露してくださる本書。

これは、ビジネスマンだけじゃなく、学生も、主婦も、おじいちゃんもおばあちゃんも!現代に生きる全ての人が、これからの時代を生き抜くために読むべき一冊です!!

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 (幻冬舎単行本) kindle版

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 単行本

スポンサーリンク

「好きなことを仕事化するしか道が残されていない」

「好きなことをして生きていけるほど、世の中は甘くない」と言われても、好きでもない仕事は消え、好きなことしか残らなくなってきている。

ここからは、〝好きなことを仕事化するしか道が残されていない〟時代だ。
多くの親や先生は、この変化を捉えていない。
彼らは、この大波の乗り越え方を知らないのだ。

したがって、僕らは自分自身の手や足を使い、僕らの身の回りに起こっている変化を、学び、実践し、思い知り、対応していかなければならない。
この変化から目を背けた人間から脱落していく。
既得権益を守りはじめた人間から終わりが始まる。
頑張れば報われる時代は終わり、変化しなければ生き残れない時代に、僕らは立ち会っている。
面白いじゃないか。

引用:「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」 西野 亮廣

「革命のファンファーレ」の名前の通り、まさに現代と言う時代は革命が始まろうとしています。いや、もう始まっています。

農業革命、産業革命をはるかに上回る勢いで、ぼくらに迫り来るその革命とは「情報革命」。今や、インターネットやロボットが日進月歩…どころではない勢いで進化し、これまで「仕事」であった様々な業務を人の代わりに行ってくれるように。

つまり、これまでの仕事の常識であった「面倒なこと」「苦しいこと」の多くは、ロボットによって奪われていきます。

実際にあった話ですが、とある会社にWordの「差し込み印刷」機能を教えたら、10人以上のスタッフが解雇されたということも現実にありました。「宛名書き」という業務がなくなってしまったのです。いわゆる「面倒な仕事」はこれから確実にオートメーション化していきます。

そうなったときに生き残るためには、好きなことを、自分の頭で思いっきり考えて、学んで、実践していくしかありません。今まさに情報革命に対応し、変化していかなければならないのです。

「お金とは信用を数値化したもの」

「お金」とは信用を数値化したものだ。
たとえば、魚を100匹売りさばいた時に「この人は魚を100匹売りさばいた信用のおける人ですよー」という「信用証明書」が貰える。
その後、自転車が欲しければ、自分が持っている信用証明書と自転車を交換してもらう。
言うまでもないが、この信用証明書の名前が「お金」だ。

引用:「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」 西野 亮廣

お金を払ってくれる人を「ファン」とするのなら、人気タレントにはファンがいるが、認知タレントにはファンがいない。信用がないからだ。

ベッキーとゲスの極み乙女。が例として分かりやすい。
不倫をしても活動を続けることができたゲスの極み乙女。に対して、ベッキーの活動が、たった一度の不倫で全て止まった理由は、彼女が「認知タレント」で、ファンを抱えていなかったからに他ならない。
スポンサーが離れ、広告以外の場所でお金を稼ぐしかなくなったわけだが、ファン(ダイレクト課金者)がいないからお金を生み出すことができない。
テレビタレントとしてリクエストに徹底的に応え続けた結果だ。
現代のテレビ広告ビジネスの、最大の落とし穴だと思う。

なるほど…『「お金」とは信用を数値化したもの』なんですね。

つまりお金を稼ぐとは、どれだけたくさんの信用を集めることができたかとも言い換えることができます。

ただし、お金の出どころが違えば信用を築く相手も変わってきます。
そこを解説してくれているのが、不倫問題で一躍有名になってしまったベッキーとゲスの極み乙女。の話。

不倫がいいとか悪いとか、どっちが正しいとか間違っているとか、そういうことではなく、シンプルに「信用」のあり方で大きな差がついてしまった二人。非常にわかりやすく参考になりました。(お二人にはちょっとだけ申し訳ないですけど)

こういったお金のことは、本当は学校で学んでおきたかったと切に思います。

…が、残念なことにこの「お金」の本質ともっとも縁がないのが学校の先生。社会に出ることもなく先生になり、受験にお金のことが出題されないから教える必要もなく、信用されようがされまいが定年までお金が入り続けるわけです。そりゃ、教えることなんてできるはずがありません。

そのため、ぼくらは、学生であろうが、社会人であろうが関係なく、少なくともお金のことに関しては「自分から学ぶ」ことが必要だと感じました。

まずは本書でもオススメされている藤原和博さんの本を読んで勉強してみようかな。

「えんとつ町のプペル」全ページ公開の意図

試食×インターネット

輪切りであろうが、ソーセージ10本にはソーセージ10本分のコストがかかる。100本にすれば、100本分のコストがかかる。
しかし、〝データ〟は違う。
1個提供しようが、10億個提供しようが、基本的には1個分のコストしかかからない。
「10人中1人の確率で買ってもらえるモノ」であれば、10億人に配ってしまえば、1億人に買ってもらえる。それも〝1人分のコスト〟で。
昔からあった「10人中、1人に売れたら……」というヤリ口と、インターネットの相性が凄まじく良かったのだ。

引用:「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」 西野 亮廣

お母さんの悩みを聞くと、お母さんはとにかく朝から晩まで忙しくて、自由に使えるお金も、自由に使える時間もない。
なので、「絵本を買う」となると、絶対にハズす(買い物で失敗する)わけにはいかない。そこで、まずは本屋さんで最後まで立ち読みして、面白かったら子供に買い与えるらしい。
場合によっては図書館で最後まで読んで、面白かったら子供に買い与えるらしい。

つまり、「無料で公開したら、お金を出して買ってもらえない!」という指摘は、こと絵本に関しては大ハズレで、絵本を買う決定権を持つお母さん方は、そもそも十分にネタバレしている作品にしか反応していない。
絵本というものは、ネタバレをしてようやく「買う・買わない」を判断してもらうスタートラインに立てるのだ。

引用:「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」 西野 亮廣

絵本「えんとつ町のプペル」を無料公開したときのくだり。

インターネットという特性を知ると「試食×インターネット」の相性がいかにいいかわかります。
現実世界の試食では、100人に試食してもらおうと思えば100人分のコストが発生するのに対して、インターネットでは10億人に試食(試読)してもらうとしても、コストは基本的に1人分でOK。商品の良さを伝えるのにインターネットであれば「実際に試してもらうのにかかるコスト」を極限まで減らすことができるのです。

そして、それでいてインターネットはあくまで「情報」を届けるだけに止まるので、現実に触れて、めくって、読み聞かせもできる「モノ」としての絵本の価値は全く下がらないことがすごい。

さらに、お母さんの話もまさにその通りなんですよね。ぼくも幼稚園児がいるのでよくわかります。

ぶっちゃけ絵本は高い。

なので、今まで一度も「知らない絵本」を買ったことはありません。どうしても選ぶのは慎重になります。少なくとも、本屋さんや図書館で読んで面白かった本か、人に超絶オススメされた本(そのときでもどんな絵本かは教えてもらう)しか買うことはありません。

自分のためだけに買った本が外れでも自分一人ががっかりすればいいですが、せっかく買った絵本を子どもが楽しめなかったら…がっかり二倍です。お高い買い物なのでそれは避けたい。「ネタバレしている」というのは、絵本購入にとって必須条件なのです。

なので、絵本をネットで全ページ公開というのは、非常にありがたいこと。

さらにネットでの公開の仕方が、絵本の購入につながる仕組みは他にもまだあるのですが…それはぜひ本書を購入して読まれてみてください。

本の中に撮影スポット!?インスタで拡散されるための秘密とは?

堀江さんが書かれ、ベストセラーとなった『多動力』の拡散装置も、やはりインスタグラムだったのだ。
各見出しは、1ページ丸々使って、2~3行程度の格言が書かれている。
「本の中に撮影スポットを作ったんです(笑)」と担当編集者の箕輪さん。ニクイ仕掛けだと思った。素晴らしい。
皆が簡単に通り過ぎてしまう、そんな端っこの方まで気を配り、丁寧にデザインできる人がヒットを生めるのだ。ヒットには必ず理由がある。
ちなみに、「堀江さん。このアイデア、パクっていいっすか?」と訊いて、「いいよ~」という返事をいただいたので『革命のファンファーレ』の各見出しは御覧のとおりだ。『多動力』よりも、更にインスタグラムにアップしたくなるように、見出しのレイアウトを正方形にしてみた。
ここで何が言いたいかというと、「あんた達、この本を撮って、インスタに感想をアップしなさいよ」ということだ。
『#革命のファンファーレ』とタグを付けていただければ、確実に「いいね」を押しにいく

引用:「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」 西野 亮廣

アナログなモノを扱う人の中には、ネットを敵視してしまう人もいますがとんでもない。

国民総発信者といっても過言ではない今、SNSを通して個人に発信してもらう拡散力は計り知れません。「これいいでしょ!?」とインスタに投稿したくなるようなレイアウトにして、拡散してもらうことで、すでに売れた本、そして購入してくれたファンがさらに広告塔になってくれるわけです。

つまり、「信用」が新しい「信用」を生み出す。本当におもしろい仕組みです!!

そう考えると、もはや情報をクローズドにする時代ではなくなったのかもしれません。あらゆる情報がインターネットで手に入る今、いかにうまく情報をオープンにできるか、拡散を生み出せるかが、生き残っていく鍵になるのではないでしょうか。(もちろん徹底的にクローズドにして価値を高める手法もあるでしょうが)

ただ闇雲にがんばることに意味はなく、先を行っている人から学ぶ論理的に筋が通っている「正しい」努力を、圧倒的な力で行うことが必要なのだと感じました。

あ。もちろん『#革命のファンファーレ』タグつけてシェアさせていただきます(笑)

人は「体験」に流れ、その「体験」を共有する「おみやげ」を買う

人は「体験」に流れ、その「体験」を家族や友達と共有するべく「おみやげ」を買う。
作品だけではスマホに勝てない。
作品と同時進行で「体験」を作り、その「体験」の「おみやげ」に作品を忍ばせる必要がある。現時点で、作品を確実に売る方法はコレだ。
「時代はモノ消費から、コト消費」とよく聞くが、ここで話していることは「モノ消費から、コト&モノ消費」だ。
商品は、体験に紐付ければ確実に売れる

引用:「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」 西野 亮廣

絵本「えんとつ町のプペル」を「おみやげ」と定義したくだり。

読みながら、確かに…と何度頷いたことか。
ぼくらは「おみやげ」には、なぜか大金を払ってしまいます。

観光地で買うおみやげ、空港で買うおみやげ、どれも地元のスーパーで売っていたら絶対に買わないはず。だって普通にお菓子に1000円オーバーじゃないですか。ありえない。普通の生活のおやつとしてはあまりに高額すぎます。

でも、「体験」とセットになった「おみやげ」には、何の疑問もなく大金を支払って「おみやげ」を購入します。むしろせっかく「体験」があるのに「おみやげ」が売っていなければ残念がるくらいです。

つまり、ぼくらには「体験」と、「体験」を思い出す・共有できる「おみやげ」がセットで必要なのです。

絵本「えんとつ町のプペル」を「絵本の個展」の出口で販売したら飛ぶように売れた秘密はここにありました。

「コト&モノ消費」
これから何かを販売していく人は、絶対に頭に入れておかなければなりません。

半端なモノだけでは、スマホの楽しさには勝てないのです。

勇気なんて必要ない!一歩踏み出すのに必要なのは圧倒的な「情報収拾」だ!

行動しない人間は、自分が行動しない理由を、すぐに「勇気」のせいにする。
「勇気がないから一歩踏み出せない」と言う。これは違う。大間違いだ。行動することに、勇気は必要ない。子供の頃に一人で乗れなかった電車に、今、あなたが一人で乗れるようになったのは、あなたが勇気を手に入れたからではない。
「電車の乗り方」と言う〝情報〟を手に入れたからだ。

引用:「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」 西野 亮廣

一歩踏み出すために必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。
説明できてしまう事柄に「勇気」は必要ない。
一歩踏み出すことに勇気が必要だと思っているのであれば尚のこと、そんな不確かなものを取っ払ってやる為にも、とっとと情報を仕入れた方がいい。

そして、コチラから仕入れようとせずとも、自然と情報が集まってくる身体作りをしておいた方がいい。
情報は、行動する人間に集まり、更なる行動を生み、また情報が集まってくる。行動の連鎖だ。
勇気のせいにしてはいけない。
今、あなたが行動できていない理由は、あなたが情報収集をサボっているせいだ。
努力だ、圧倒的努力。これに尽きる

引用:「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」 西野 亮廣

勇気なんて必要ないんだ!やるべきことは情報収拾なんだ!!

まさに真理をついているなと。

一歩を踏み出すことができないのは、シンプルに「怖い」から。
「怖い」のは、そのことについてよく知らないから。
知らないのは、情報収拾していないから。

ぼく自身も最初はブログを書くのが怖く、なかなか一歩を踏み出すことができませんでした。ですが、たまたま「やり方を教えてあげるよ〜」という人と出会い、ブログ運営の情報を仕入れることができたおかげで、こうやって一年近くそれなりの収益を出しながらブログを継続することができています。

そこには精神論はありません。
何をどうすればこうなる…というロジックの積み重ねだけでした。

勇気なんていらないんです。

…とは言いながらも、まだまだ行動できていないことがあるので、情報収拾が足りていないんだと実感。自然と一歩を踏み出せるように、情報収拾と行動をこれまで以上に行わなければ!!

まとめ:ぼくら自身の「革命のファンファーレ」を鳴らそう

「革命のファンファーレ」の気になったところ…正直全然紹介しきれていません。

上記の話は、本書のほんの一部。
実際にはこの何十倍ものボリュームで「現代のお金と広告」について語り尽くされています。

そして、この本を読むなら、西野さんのツイッターやクラウドファンディング、ブログなどもぜひ目を通していただきたいです!この「革命のファンファーレ」という本を売るための仕組みが至るところに散りばめられていて、ありえないほど一つ一つの行動や投稿が計算され尽くされています。

全てを見破ることはなかなかできませんが、そのロジックの一端を垣間見るだけでも正直感動します。

ちなみにぼくはKindle本で本書を購入していますが、これも元々は「Kindle(電子書籍版)は出さない」というところからのスタート。部屋の都合でできるだけ紙の本を増やしたくなかったぼくは、Kindle版がないので、正直購入を迷っていました。

そこからの「Kindle版の要望が多いから、FBのシェア数が一定数突破したらやります」発言。

あっという間に達成 → Kindle版配信決定。

即購入予約ぽち。

そりゃ買っちゃいますよ。だってこれはもうお祭りじゃないですか。本来出るはずのなかったものが、「Kindle版が欲しい」という気持ちを試され(いい意味で)、時間差もなく予約できるようになれば、そりゃポチります。だって乗り遅れてなるものか!って思いましたもん。

まずここでやられました。

そして、ここまで気持ちが盛り上がると、電子書籍版であったことに若干の後悔が。

それが、電子書籍版の配信はきっかり10月4日0時であるということ!紙の本は、前日には店頭に並ぶことをすっかり忘れていたので、西野さんのツイッターで「続々感想が届いています」という投稿を見たときに「く…出遅れた…!」と思ったのは事実。人の感想を読んで、ギリギリと歯ぎしりしながら配信時間の深夜0時を迎えたのは生まれて初めてです。

やばいな…まさか自分がここまでこの本を楽しみにしていたなんて…勝手にコミュニティ感を感じていたなんて…(もちろん本そのものも、そんな期待を裏切ることのない素晴らしいものでした)

本当に驚きです。
次は紙の本を前日に買おうとか考えている自分がいることにもびっくりです。

そして、そんな風に思わされるファン作りの仕組みをがっつり組み立てていた西野さんに完敗です。本当にすごいです。


私たちが生きるこの時代、すでに「革命のファンファーレ」は鳴らされました。
止めようと思っても止めることはできません。

私たちは、自分自身にどんな「革命のファンファーレ」を鳴らすのでしょうか?

現代を生きる全ての人が、「好きなこと」を仕事にして生き抜いていくために、必読の一冊です!!!

キングコング 西野 公式ブログ Powered by LINE

≡革命と信用のキンコン西野(@nishinoakihiro)さん | Twitter

Kindle版

単行本

安いだけじゃない!超絶オススメの格安SIMランキング!

ドコモ・AU・ソフトバンクの3大キャリアよりも圧倒的に安くなる格安SIM!そんな格安SIMの中でも選ぶべき回線はどこなのか!?ランキングにしました!

買って良かった!「Kindle paperwhite マンガモデル」が最高すぎて手放せない理由5つ!

何百冊だって持ち歩ける!夜中にベッドでも読める!などなど、読書ライフを劇的に改善してくれた「Kindle paperwhite マンガモデル」!
iPhoneやiPad以上に知的欲求を満たしてくれる最強電子書籍デバイスを徹底レビュー!!

ABOUTこの記事をかいた人

ミリョク・ラボ 代表
ThinkBuzan社公認マインドマップインストラクター(TLI)

主にコミュニケーション・マインドマップ・IT活用(EvernoteやiPhone・iPad・Macなど)の講師として、企業・公的機関・職業訓練校などからの依頼で講演活動を行う。
しかし、その正体は、大好きなことを話し続けることに至福の喜びを感じる「おしゃべり」屋。
そんなおしゃべりの舞台が、インターネットの世界にまで広がった結果が、本ブログ「じゅりんHACK」である。