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「政治って何?」たかまつななさんの「政治の絵本」が超カンタンで面白い!選挙前に読まないと損します!!

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「政治」ってなんですか?

パッと答えられます?
残念なことに、ぼくには答えられませんでした。

「なんとなくこういうことかな〜」みたいなイメージはあるのですが、ちゃんと言葉として「政治とは…」と答えるのは意外と難しいのではないでしょうか。

そんなわかっているようでわかっていない政治のこと。
でも、全く人ごとではない私たちの暮らす生活を支える政治のこと。

そんな政治の仕組みを、小学生でもわかるように、超絶カンタンに教えてくれるのが「政治の絵本」!!著者は、お嬢様芸人として有名な「たかまつなな」さん!!

「政治ってなんだろう?」

「知ってるとどんな得があるの?」

「知らないとどんな不利益があるの?」

ちょっとでもそう思う方は、絶対に読んだ方がいい一冊です!!

弘文堂
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目次

政治の入門書としてダントツでわかりやすい!「政治の絵本」

弘文堂
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本書は、お笑い芸人でもあり、現役東大生でもある「たかまつなな」さんが繰り広げる笑える!政治教育ショーを完全書籍化したもの!

絵本なので、ほぼ全ページイラスト満載(しかもベルバラ風)ですし、1ページあたりの文字数も極力少なくされています。
それでいて、難しい用語がほとんどなく、お嬢様芸人ならではのクスッと笑える例えで政治を解説しているので、小学生でも全然問題なく楽しんで読めるように。

実は、TSUTAYAの本棚には他にも「政治の入門書」が何冊か一緒に並んでいたのですが…ざっくりと目を通した感じでは、間違いなく「政治の絵本」がダントツ一番で読みやすい!!

読みやすさのポイント
  • 30分もあればざっくり読めるカンタンさ!
  • ほぼ全ページわかりやすいカラーイラストあり!しかもページの半分のサイズ!
  • 文章量が少なめ(一目で読めるくらいまで抑えてある)
  • 話も例えも非常にわかりやすい!(自動販売機でポカリを選ぶくらいの感覚で、政治家を選んでもOK)

とにかく、圧倒的にわかりやすく作られた本書。

政治って、やたらと話を難しく持っていきたがる人もいますが、それをされるほど政治嫌いの人を遠ざける一方です。「政治に興味を持ってほしい」「政治に参加してほしい」と思うのなら、とにかくわかりやすくすることが大事。

「読める」「わかる」「楽しい」「読みたい」という感情を引き出すことのできる本でなければ、とても政治の入門書とは言えないでしょう。

この「政治の教科書」は、政治に苦手意識の強いぼくでも「読みたい」と思っ他ので購入。

イラスト・見出し・本文のバランスが絶妙で、驚くほどサクサクと読みすすめていくことができる本書。とにかく気持ちよく楽しく「読ませる」ための工夫が随所に散りばめられています。

「これ、学校の教科書だったらいいのに…!」と真剣に思いながら、何度も繰り返し楽しんで読むことのできる本でした。なので勝手に断言します。政治の入門書ナンバーワンは間違いなく「政治の絵本」です。

「政治嫌い…」「真面目な本が苦手…」な人にこそ読んでほしい作りになっています。

参考までに他の「政治の入門書」をぼくが読んだ感じだと…

『日本一やさしい「政治の教科書」できました。』

朝日新聞出版
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対話形式になっていて、疑問に答えていく形はわかりやすいですし、それなりに深いところまで教えてくれます。

ですが、とにかく登場人物が多く、誰が発言しているのか全然わかりません。発言の横に名前だけ書いてあってもわからないよ…。おかげで、会話の構造がつかみにくく、せっかくいいことを話しているっぽいのに正直頭に入ってきませんでした。

「ギャル男でもわかる政治の話」

著:おときた駿, 著:4人のギャル男たち
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こちらも対話形式。(やっぱり誰が誰だかわからない…)
政治に関心がなかったギャル男の疑問に「おときた駿」議員がナビゲートしていく形で政治について教えてくれます。

…でも、ぼくギャル男じゃないし(汗)
残念なことにギャル男に自分を置き換えることができません。個人的には特に言葉使いの抵抗感がすごかったです。え?そんなにギャル男って人気あるんですか?

しかも、ギャル男をタイトルに持ってくるくらいですから、おそらく政治に関心がない人をターゲットにしていると思うのですが、それにしては、ほぼ全ページ文字ぎっしり。(『日本一やさしい「政治の教科書」できました』も文字ばかりでした)

「ギャル男」タイトルなのに、文字ぎっしり・二色刷り…というなかなかに真面目な紙面のギャップで、開いた瞬間に「ムリです」って閉じる方が多いんじゃないでしょうか。

こちらも政治の入門だけでなく、ちょっと深いところまで話があるのにもったいない…

そもそも政治って何?

政治って、超カンタンに言うと、
大きな「お財布」のお金の使い道を決めることなんです。

(中略)

この「お財布」の中の100兆円をどう使うか、
多くの人が納得する使い道を決め、実行する。

できるだけ公平がないように調整してルールを作る。
それが政治家の仕事です。

でも、政治家は選挙に負けたら失業してしまいます。
そこで選挙で投票してくれる人のために「お財布」を使います。

若者の投票率が低いということは、政治家にとって
若者はいいお客さんではない、ということです。

だから、若者のためには「お財布」を使ってくれません。

引用:Amazon「政治の教科書」

なるほど…超わかりやすい(笑)

若者が政治に関心を持っていかなければならない理由がよくわかります。
要するに投票率の低い若者は、政治家からしてみたらいいお客さんではないわけです。逆に投票率の高い年配の方々はお得意様。自分たちが失業しないためには、どちらに喜んでもらえるお金の使い方を提案するか…考えるまでもありません。

政治というものが、「政治家」という人間の手によって行われている以上、応援してくれる人・関心を持つ人を優先したものになることは避けられないんですね。政治家も結局のところお仕事であることは間違いないわけですから。

若者の政治離れ、投票率の低下というものが、いかに自分たちの首を絞める結果になるかということを自覚することが、若者の政治参加・投票率の向上に結びつくことになりそうです。

でも、やっぱりこれくらいわかりやすく書いてもらえるから、ものすごく理解が進みますし、他人事ではないことに気づけるんですよね。大切なことほど、小学生にでもわかるくらいまで噛み砕いてわかりやすく説明していただけると、誰も置いてけぼりにならなくてすみます。

誰に投票したらいい?

「絶対に正しい選択」なんてないんです。
選ぶ人も、選ばれる人も、
完全とか正解とかはありません。

お水にも、ポカリにも、オレンジジュースにも、
それぞれに違った魅力があるなかで
皆さまは毎日、迷いながら選択しているのです。

だから、候補者もそうやって選べばいいのです。

引用:Amazon「政治の教科書」

いざ選挙に行こう!
…そう思っても、なかなか誰に投票したらいいかわかりません。

政治に詳しい人は、やたらと難しいことを並べ立てるし、場合によっては政治そのものと全然関係のないスキャンダルで言い争っていたりして、余計にわけがわからなくなります。

でも、投票しないよりは投票した方がなんぼかマシ…くらいの感覚でもいいんじゃないかと。「絶対にこの人がいい」ではなく、「なんとなくこの人の言ってることがいい気がする」で選んだっていいんですよということではないでしょうか。

若者の投票率が上がる。それだけでも、政治家にとってはお客様として注目せざるをえなくなるわけですから。

でも、やっぱりある程度は立候補者を比較して判断するための材料がほしい…という方のための方法も本書には書いてあります。

そして、たかまつななさんのツイッターでは、選挙前に「1分でできる政党の選び方」「超簡単!候補者の選び方」などを載せてくださるので、参考にされてみてはいかがでしょうか。めちゃくちゃわかりやすい…

まとめ:政治って人ごとじゃない!「政治の絵本」で改めて楽しく学びなおそう!

【目次】
1時間目 政治についてのよくある疑問
2時間目 3分で分かる民主主義
3時間目 選挙に行かないと損する仕組み
4時間目 逆転投票シミュレーション
5時間目 未来を切りひらく若者ニュース
6時間目 1分で分かる日本の課題
放課後 悪い政治家を見抜く人狼ゲーム

引用:Amazon「政治の教科書」

他にも紹介したい部分はたくさんあるのですが、あまり引用するのもネタバレになりすぎてしまうので…あとはぜひ本書をお読みいただければと思います。ベルバラを彷彿とさせる素敵なイラストと一緒に読むのが一番わかりやすいです!

本書には、ただ読むだけではなく、自分で考えて実践することができる「逆転投票シミュレーション」や「悪い政治家を見抜く人狼ゲーム」なども収録。学校などの教育現場でもすぐに使えるようになっています。

特に「逆転投票シミュレーション」は…けっこう危機感を感じました。「世代別の人口」と「世代別の投票率」から「各世代が選挙に及ぼす影響率」をざっくり算出することができるのですが…これは若年者層が不利になるわ…

しかし、人口に大きな変化を起こすことはできませんが、投票率は変化させていくことが可能! これからの若者の投票率次第では、このシミュレーションも大きく変わる可能性があります。

若者にとっても、高齢者にとっても、我々中年(?)にとっても…誰もが住みやすい日本にしていくためにも、ぜひ若者をはじめとした多くの方々に読んでほしいと思える一冊です!

本気で極上にわかりやすい「政治の絵本」!超オススメです!!

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たかまつななオフィシャルブログ「お笑いジャーナリストへの道」Powered by Ameba

たかまつなな(『政治の絵本』発売中)(@nanatakamatsu)さん | Twitter

株式会社 笑下村塾オフィシャルサイト

たかまつななさんは、2017年10月の衆院選まで、全国各地の学校で出張授業を行なっているそうです。興味のある学校関係者の方は、ぜひ一度お問い合わせされてはいかがでしょうか。

また、同時に無料で出張授業を開催するためのクラウドファンディングもされているので、本レビュー記事が少しでも拡散の役に立てば幸いです。

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