「書く」ことこそ、シンプルかつ最強の思考術な件について

思考術

Reporter's notebook

こんにちは。タイトルだけ書いて、後は何を書こう?といきなりつまずいている@じゅりんです。

でも、こんな風に考えがまだまとまってないからこそ、「書く」ということがとても大事になってくるわけです。そんなわけで、今日は「書く」ということについて書いてみます。

「書かない」ことはむしろ「思考」ではない!

いきなり言い切っちゃいますが、本当にそうではないかと。

確かに、ときどき「考えてるよ〜」って頭の中だけで、考えることを終わらせてしまうこともあります。しかし、そんなときの「考えたこと」ってあんまり役に立ったことがありません。というか残っていないこともしばしば。

というわけで、「書かない」ことの問題点をあげてみましょう。

「主観」が強くなりすぎる。

ずっと自分の頭の中にあるわけですから、思考が主観に偏りがちになります。物事が行き詰ってしまうときには、だいたいこのパターンが多いですよね。

あっという間に形を変えてしまう

皆さんは1分前に考えたことと「正確に同じこと」を思い出すことができますか?ヘタをすると、ぼくは10秒前でも難しいかもしれません。

頭の中の考えというのは、その時々の「環境」や「感情」などによって左右されやすく、あっという間に形を変えてしまうものなのです。もしかしたらスライムみたいなものかもしれません。

同時にいくつもの情報を処理しようとする

良くも悪くも、ぼくらの頭は同時にいくつもの情報を処理しようとします。基本的に「考える」ということだけには集中できない生き物なんです人間って。

ただし、だからこそあらゆる事態に柔軟に対応できる力も持っているわけですが。

記憶はまるで泡のように消えてしまう

「おっ!これいいアイデア!」
…3歩歩いたら「何だっけ?」
そんなことありませんか?

人間の記憶・思考って「泡」のようなものです。あっという間に割れてしまうので、「覚えておくぞ!」なんて決意はほとんど役に立たないわけです。

とまぁ、とりあえず4つくらい「かかない」ことのデメリットを並べてみました。

本当はもっとあるでしょうが、問題点ばかり見てもしょうがないですよね。
そろそろ本題の「かく」ことに焦点を当ててみましょう。

「書く」ことは「思考」そのもの

「書く」ことで上にあげたデメリットは全て解決することができます。

「客観的」に考えることが可能になる

書きだしたものは、一度自分の頭から離れるわけです。
この「自分から切り離して見る」って、かなり大事なことなんですよ。

例えば、女性の方であれば「鏡」を見てから外出されますよね?
これって、ちゃんと「客観的に見た自分」を確認しているということ、言い換えれば、自分の思い込み(主観)だけでは信用出来ないことを無意識にわかっているからなんです。

「主観」と「客観」のどちらの視点からも考える。つまり、多様な視点をもつことが思考術において、とても重要になります。

形が変わらない(形作ることができる)

書きだしたものは、基本的に形を変えることはありませんよね。
変える必要があれば、書き直せばいいだけのことです。

また、ふにゃふにゃした形のないスライムのような思考に、しっかりと形を付けてあげることができるという効果もあります。

この形作りの作業(アウトプット)そのものが「思考」なしにはありえません。
「考える」からこそ、「書く」ことができるのです。

目の前の「書く」ことに集中できる

実は人間は「行動」に対して「集中力」を高めることができる習性があるんです。スポーツをしているとき、料理をしているとき、ゲームをしているとき…「集中力」が上がったことを実感することってありませんか?

人間は意識だけでは360度全方向に気が散ってしまいます。ですが、肉体的な行動によって、その意識をそのことだけに集中させやすくなります。

つまり「書く」という行為(手書き・PC入力問わず)も、思考の集中力をグンと高めてくれるのです。

記録(記憶)を残すことができる

書きだしたものは、記録として残すことができます。

実は、これには記録以外にも大きな効果があることをご存知でしょうか?

人間は、書きだしたものに対しては「忘れてもいい」という意識になるそうです。つまり忘れたって、書いたものを見れば思い出すことができるので、何にも問題がありませんよね。

「忘れる」ということは、頭の容量の節約にもなります。
PCだってハードディスクやメモリーがいっぱいいっぱいになってくれば、動作が重くなりますよね。人間の頭も一緒です。
同時並行で頭の中にたくさんの案件を抱えていると, めちゃくちゃ効率が落ちるという経験、誰にでも一度はあるんじゃないでしょうか。

つまり、「忘れる」ことによって、次に考えることにしっかりと集中することができるようになるのです。これは「ToDoリスト」の原理でもありますね。

どうですか?
「書く」って大事だと思いませんか?

ぼくもこの文章を書きながら「そっか〜」って一人で納得してました(笑)これも書いたことを客観的に見ることができたからこそなんですよね。

とにかく書いてみませんか?

9 A.M. Planning

世の中には、様々な「書く」手法があふれています。
ぼくが講座でお伝えすることもある「マインドマップ」もその一つです。

他にも工夫して書くことで、思考の質を高める方法はたくさんあります。

ですが、まずは単純に「書く」ことからはじめてみませんか?

どんな書き方でもいいと思います。自分の好きなように書きなぐっていいと思います。手書きでもパソコンでもチラシの裏紙でもOK!

大事なことは「書く」ことです。

書く「テクニック」に焦点が当たりすぎて、「うまく書けないから書かない」では、本末転倒ですよね。

テクニックうんぬんは抜きにして、まずは…

  • 考えたら書く!
  • 考えながら書く!
  • 言葉に出しながら書く! ← 超おすすめです!!

単純に「書く」だけでも得られるものは、とっても多いですよ♪

そんなわけで…
早速コメントを「書いて」いただけると嬉しいです(笑)

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