Googleが会話型AI「Bard」を発表！「ChatGPT」との違いや特徴は！？

2023年2月7日2023年4月30日

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Google AI updates: Bard and new AI features in Search

こんにちは！じゅりんHACK管理人のじゅりんです。

今、話題の会話型AIに関するワクワクするニュースが飛び込んできました！

現在の世界中で話題になっている会話型AI「ChatGPT」。この「ChatGPT」のライバル製品となるであろう、Googleの会話型AI「Bard」が発表されました。

We’ve been working on an experimental conversational AI service, powered by LaMDA, that we’re calling Bard. And today, we’re taking another step forward by opening it up to trusted testers ahead of making it more widely available to the public in the coming weeks.

【翻訳】
私たちは、LaMDAを搭載した会話型AIサービス「Bard」の実験に取り組んできました。そして今日、私たちはさらに一歩前進し、信頼できるテスターにこのサービスを公開し、今後数週間でより広く一般に利用できるようにします。
Google AI updates: Bard and new AI features in Search

いやいや！これはめっちゃ興奮しますね！

おそらくこれが一般向けに実装されたら、「ChatGPT」以上に衝撃的な変革が起きるのではないでしょうか。もはや産業革命と言っても過言ではないくらいに。

原文は英語なので、今現在「Bard」についてわかっていることをカンタンにまとめました。

Googleの会話型AI「Bard」についての記事はこちら

Google AI updates: Bard and new AI features in Search

Google Japan Blog: AI の次の重要な一歩（日本語ブログも更新されていました）

Google製の会話型AI「Bard」

「Bard」は「今」の情報で回答してくれる

Bard can be an outlet for creativity, and a launchpad for curiosity, helping you to explain new discoveries from NASA’s James Webb Space Telescope to a 9-year-old, or learn more about the best strikers in football right now, and then get drills to build your skills.

【翻訳】

Bardは、NASAのJames Webb宇宙望遠鏡の新しい発見を9歳の子供に説明したり、今サッカー界で最高のストライカーについて学び、そのスキルを高めるためのドリルを手に入れるなど、創造性の発露、好奇心の発射台となることができます。
Google AI updates: Bard and new AI features in Search

Google製の会話型AI「Bard」は、質問に対して「今」の情報で回答してくれるようです。

「ChatGPT」は現在のところ2020年までの情報の範囲でしか回答がなされないため、ここ数年の最新情報には弱いところがありました。ですが、「Bard」は最新の情報で回答を返してくれるため、情報の実用性はかなり上がりそうです。

「Bard」は今後数週間でGoogle検索に導入予定

We’ve been working on an experimental conversational AI service, powered by LaMDA, that we’re calling Bard. And today, we’re taking another step forward by opening it up to trusted testers ahead of making it more widely available to the public in the coming weeks

【翻訳】
私たちは、LaMDAを搭載した会話型AIサービス「Bard」の実験に取り組んできました。そして今日、私たちはさらに一歩前進し、信頼できるテスターにこのサービスを公開し、今後数週間でより広く一般に利用できるようにします。
Google AI updates: Bard and new AI features in Search

Google製の会話型AI「Bard」は、今後数週間でGoogle検索に導入予定とのこと。

早く使ってみたいですね！！！

「Bard」は、Google検索と共存する

Mobile phone showing a Search query for “is piano or guitar easier to learn and how much practice does each need?” The search result page displays an answer to the question, powered by AI
When looking for insights, AI features in Search can distill information to help you see the big picture.

【翻訳】

“ピアノとギターはどちらが習得しやすいか、それぞれどの程度の練習が必要か “という検索クエリを表示した携帯電話。検索結果ページには、AIによる回答が表示される。
インサイトを探すとき、SearchのAI機能は情報を抽出し、全体像を把握するのに役立ちます。
Google AI updates: Bard and new AI features in Search

「ChatGPT」は、検索の要素を排除した完全な会話型AIでしたが、「Bard」は「Google検索」に組み込まれ、共存する会話型AIとなるようです。

そのため、質問に対しては、対話として回答しながら、質問にマッチした検索結果（URL）も表示してくれます。

「ChatGPT」のように単一の回答を返してくれるのも確かに悪くはありません。ですが、他の要素を加味したい、実在する人間の書いた情報も参考にしたい場合などもあります。そんなときには「Bard」のような仕組みの方が使いやすいのではないかと感じました。

なんだかんだ「検索」そして「検索結果」をネットサーフィンすることに慣れてしまっているんでしょうね。

開発者向けにAIのAPIを提供予定

Next month, we’ll start onboarding individual developers, creators and enterprises so they can try our Generative Language API, initially powered by LaMDA with a range of models to follow. Over time, we intend to create a suite of tools and APIs that will make it easy for others to build more innovative applications with AI.

【翻訳】

来月には、個人の開発者、クリエイター、企業に対して、生成言語APIの利用を開始し、最初はLaMDAとそれに続く様々なモデルによって提供されます。いずれは、AIを使ったより革新的なアプリケーションを簡単に構築できるようなツールやAPIのセットを作成する予定です。
Google AI updates: Bard and new AI features in Search

Googleは、開発者向けにAIのAPIのセットを提供予定だそうです。

これにより、Google検索だけでなくサードパーティー製の様々なアプリやサービスに、今回発表されたAIが導入されるようになるでしょう。まさに世の中の仕組みが一変するかのような未来が訪れるかもしれません。

不安もありますが、まずは新しいものへの期待でワクワクしますね！！