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こんにちは、じゅりんです。
今回のテーマは「ネガティブ思考は悪くない」という話です。
ネガティブ思考、ポジティブ思考ってよく聞きますよね。多くの場合、ネガティブ思考ってマイナスなイメージがあります。ネガティブ思考はあまりない方がいい、直した方がいい、と言う人もいるかもしれません。でも、実はネガティブ思考は悪いものではないんです。
医師にとっての重要な思考
これは実際にぼくが経験した話です。ぼくは一時期、医療系の大学のプロジェクトに関わっていたことがありました。そこで2年ほど勤務していた時に、尊敬する教授でありお医者さんでもある先生から質問されたことがあったんです。
「じゅりんくん、医者にとって、ものすごく重要な思考って何だと思う?」
当時、ぼくはその答えが分かりませんでした。
その先生はいつも明るくて元気で、冗談も面白い方だったので、「ポジティブなことですかね?」と答えました。
ですが返ってきた答えは…
「それは反対なんだよ。医師にとってはネガティブ思考がめちゃくちゃ大事なんだよ。」というものでした。
ネガティブ思考の重要性
その先生が言うには、医師にとってものすごく重要な能力は「ネガティブ思考」なんだそうです。
なぜなら、何か問題があった時に最悪の状況を考えられる能力が必要だからです。例えば、レントゲンに少しでも疑わしい影があった時に、ネガティブ思考がなければ、最悪の事態を想定すること、考えうるあらゆる状況を徹底的に調べることができないから。
もしポジティブ思考な先生に「まぁ…影が見えるけどたぶん大丈夫でしょう!そのまま帰っていいよ!」と言われたら嫌ですよね。医師が持つネガティブ思考のおかげで、徹底的に疑いを持ち、あらゆる状況を検証することができるのです。
思考パターンの使い分け
この話から学んだのは、ネガティブ思考自体が悪いわけではないということ。ネガティブ思考も状況によって非常に重要な力となることです。
そしてさらに、状況に応じて思考パターンを変えることができることも大切です。この先生自身も普段はとてもポジティブですが、診察の際にはあえてネガティブ思考に切り替えているのではないかと感じました。
自分自身で意識して、状況に応じた思考パターンの切り替えをできることが大切なんですよね。
仕事や生活に活かす
この思考を切り替える能力は医療現場に限らず、どんな仕事や生活の状況でも役立ちます。
状況に応じてポジティブ思考とネガティブ思考を使い分けることができれば、自分の力を最大限発揮して乗り越えていけるでしょう。ネガティブだからこそ分かることもありますし、ポジティブだからこそ乗り越えられることもあります。
結論
今回は「ネガティブ思考は悪くない」という話をしました。思考パターンを自由に切り替えることができる力は、仕事でも生活でも大切です。これを聞いてくださった皆さんにも、何か学びになれば幸いです。
最後までお聞きいただきありがとうございました。それでは良い一日を。