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こんにちは、じゅりんです。
今回は「正義感に気をつけよう」というテーマで話をしていきたいと思います。
正義感、みなさんどうですか?正義感強いですか?正義感というと、どっちかというと、すごくいい感じのイメージってありますよね。正義のヒーローとか、あの人は正義感の強い人だねみたいな形で、ポジティブなイメージで使われることが多いかなと思います。
実はぼくも、正義感が強いと言われた経験があるんです。…が、これは決して自慢ではなくて、今からその「正義感」に潜む落とし穴についてお話ししていきたいと思います。
自動車教習所での経験
ぼくが「正義感強いね」と言われたのは、自動車教習所に運転免許を取りに通っていた時の話です。その教習所で座学の時間に心理テストを受けたんですよ。テストが終わって、一つ一つの点数で「ここの点数が高かった人はここですよ」みたいな説明がありました。
その時、「この点数が何点以上だった人」という形で言われたので、ぼくは手を挙げたんです。そしたらぼく一人だけだったんですね。その時、教習所の教官に「はい、あなたはこの中で最も正義感の高い方ですね」と言われました。
正義感の強さと運転
その瞬間、正直な気持ちとして少し嬉しくなりました。自分が正義感強いんだなぁと誇らしい気持ちになったんです。でも、その後に先生が続けてこう言ったんです。「はい、あなたはこの中で最も正義感が強い人です。なので最も運転に気をつけなければいけません」と。
その言葉を聞いて、ぼくは天国から地獄に突き落とされたような気持ちになりました。「なんで?正義感が強いのはいいことじゃないの?」と。その時は意味がわかりませんでしたが、先生が続けて説明してくれました。
正義感と他者の正しさ
先生はこう言いました。「あなたの正義はあなただけの正義です。あなたは自分が正しいと思うこと以外を許せない傾向があります。」その時はまだ若かったので完全には理解できませんでしたが、今振り返ると本当にその通りだと思います。
正義感が強すぎると、自分の正しさにこだわりすぎて他の人の正しさを認めることができなくなる場合があります。そのため、運転中にも他人の違反行為に対して怒りを感じたり、それを取り締まろうとしてしまいかねない傾向があります。これが非常に危険だと教えられました。
「それはあなたの仕事ではありません。あなたの仕事は目の前の運転に集中することです。」と言われました。
自分も正しい。他者も正しい。正しさはいくつあってもいい。
運転だけでなく、日常生活や人間関係でも同じことが言えます。自分の正しさを押し付けることで、他人との関係が悪化することがあります。「私も正しい、あなたも正しい」という考え方を持つことで、人間関係が楽になります。正しさはいくつあってもいいんです。
「正義感」…つまり、自分の価値観や物差しだけを基準にして、相手を受け入れないと、ほとんどの場合で人間関係や仕事などもうまくいかなくなってしまうんです。
この教習所での経験から学んだことは、自分だけの正しさにこだわりすぎないこと。他人の正しさも認めることで、人間関係が円滑になり、自分自身も楽になります。これは本当に大きな学びでした。
まとめ
今回は「正義感に気をつけよう」というテーマで話をしました。
自分の正しさも大事ですが、他人の正しさも認めることが重要です。本当にぼく自身いまでも気をつけていることです。「正義の剣」で相手をぶった斬ってはいけないんです。
「なるほどね。そういう正しさもあるんだね」とニュートラルに受け入れられること。これからも心がけていきたいと思います^^
今日も最後までお聞きいただきありがとうございます。それでは今日も良い一日を。