こんにちは、じゅりんです。
じゅりんHACK|ラジオ館第11回目、スタートです! 今回はChatGPTに新しく追加された「メモリ機能」について、解説と活用法をお話ししていきます。
ChatGPTのメモリ機能とは?
まず、メモリ機能って何?というところから説明しますね。 従来のChatGPTは、一つのチャットの中では会話の内容を覚えていて、話が繋がっていました。でも、チャットが変わると前の記憶はリセットされて、毎回新人さんと話しているような感じだったんです。
そこで登場したのがこのメモリ機能! チャットの中で「これ覚えといて」とお願いすると、ChatGPTがそれを記憶してくれるんです。しかも、その記憶は他のチャットにも引き継がれる優れもの。
例えば、「ぼくの名前はジュリンです。覚えといて」と伝えておくと、新しいチャットで「ぼくの名前分かる?」と聞くと、「あなたの名前はジュリンさんですね」と答えてくれます。
メモリ機能で何ができる?
名前を覚えるだけなら「だから何?」って感じですよね。 実はこのメモリ機能、使いようによってはとっても便利なんです。
例えば、会議の議事録から「議事録」を作成してもらう場合を考えてみましょう。会社や組織ごとに、議事録に必要な項目や形式って決まっていることが多いですよね。
毎回チャットで「議事録を作ってください。この項目は必ず入れてください」と指示するのは面倒くさい…。 そんな時にメモリ機能の出番です!
あらかじめ「議事録を作るときには、必ずこの項目、この項目、この項目を入れて、こういう形式で作成してください」と伝えておけば、ChatGPTがそれを記憶してくれます。
その後は「議事録作って」という短い指示だけで、 こちらが望む項目と形式で議事録を作成してくれるんです。
ChatGPTを自分専用の秘書に
つまり、メモリ機能を使うことで、ChatGPTを自分専用の秘書のように育てることができるんです。
チャットを通じて、自分の名前や好み、仕事の進め方などをChatGPTに覚えてもらう。そうすれば、詳しい指示を出さなくても、自分の意図を汲み取ってくれるようになるというわけです。
メモリ機能とカスタムインストラクションの違い
実は、似たような機能として「カスタムインストラクション」というものがありました。 これはあらかじめ設定画面でChatGPTに回答の仕方などを指示しておく機能です。
では、メモリ機能とカスタムインストラクションの違いは何でしょうか?
一番の違いは、設定の仕方です。 カスタムインストラクションは、設定画面を開いて自分で入力する必要があります。一方、メモリ機能はチャットの中で自然な会話の流れで記憶してもらうことができるんです。
まさに秘書に「これ覚えておいて」とお願いするような感覚で、ChatGPTに学習してもらうことができます。
メモリ機能を使わない方法
自分専用の秘書としてChatGPTを育てるのは便利ですが、フラットなAIとして使いたい場面もありますよね。
そんな時は、GPT-4やGPT-3.5を切り替える項目から「temporary chat」を選択しましょう。temporary chatでは、メモリ機能が無効化されたChatGPTを使うことができます。
状況に応じて、通常のチャットとtemporary chatを使い分けることが大切ですね。
まとめ
ChatGPTのメモリ機能は、使い方次第でとても便利な機能です。自分専用の秘書を育てるような感覚で、ChatGPTをカスタマイズしてみてはいかがでしょうか?
まだ有料版のみの機能ですが、いずれ無料版でも使えるようになるようなので、楽しみに待ちましょう!
それでは、今日も良い1日を。