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はい、こんにちは、じゅりんです。
じゅりんHACK|ラジオ館第12回目、今回はちょっとネガティブな話になるんですが、皆さん「屋根詐欺」って聞いたことありますか?家の屋根の修繕費用を騙って詐欺を働く、通称「屋根詐欺」というものがあるんです。
実はうちの母が危うく被害に遭いかけたので、実体験を元に、被害の実態と対策をお話ししたいと思います。
屋根詐欺の手口
「電柱からお宅の屋根が壊れているのが見えた…」
うちの母は一人暮らしをしていて、家にいる時に突然インターホンが鳴りました。
出てみると「近くで電気工事をしていて電柱に登ったら、お宅の屋根がかなり壊れているのが見えたので、お知らせに来ました」と言われたそうです。
ちょうど2日後に台風が来るという予報が出ていたので、母は不安になり、どうしたらいいか分からずオロオロしてしまったんです。
すると、相手は「うちの会社は屋根の修繕も扱っているので、聞いてみましょうか?」と親切そうに提案。母はお願いしたところ、10分後には屋根の修繕部門の人が来て、屋根に登って調査をすることになりました。
その後、屋根の写真を見せられましたが、かなり錆びて剥がれている状態。母は不安になり、業者から「明日ならギリギリ修繕できる」と言われ、見積もりを作ってもらうことに。
法外な見積もりと現実的でない異常な値引き
そして見せられた見積もり書の金額は、なんと500万円!
母は「そんな金額は払えない」と断ると、相手は「300万円なら…」と大幅な値引きを提示。
さらに「台風が来たら大変なことになる」などと不安を煽ってきました。
詐欺だと気づき、回避
母はここでようやくおかしいと感じ、息子の私に電話で相談。
私は「それは詐欺だからすぐに帰ってもらうように」と伝えました。
ちょうどその時、若くて少しガタイのいいお隣さん(旦那さん)が来てくれたので事情を説明すると、その方が業者に「300万円はありえない」と指摘してくれたんです。
さらに「知り合いの業者にも屋根の修繕してるところがあるから聞いてみる」と伝えたところ、業者は「じゃあ、いいです」とすぐに引き下がっていきました。
母に何もなかったことが本当によかったですし、お隣さんに心から感謝しました。
屋根詐欺の注意点
後日、お隣さんの知り合いの屋根業者に話を聞くと、このような詐欺は非常に多いとのこと。屋根に登ってわざと屋根を壊して写真に撮ったり、事前に用意した壊れた屋根の画像を見せて信じ込ませる手口があるそうです。
以下、屋根詐欺に遭わないための注意点です。
- 屋根に登らせない: 壊れた状況を捏造するために、わざと屋根を壊す業者もいるそうです。
- 自宅に入れない: 家に入れたら何をされるか分かりません。絶対に家の中に入れないようにしましょう。
- その場で契約しない: 不安を煽られても、すぐに契約せず、家族や信頼できる人に相談しましょう。
警察への相談と自衛の大切さ
母はその後、警察に相談しましたが「被害がなければ何もできない」と言われたそうです。
残念ですが、自衛手段を持つこと、ご近所さんとのお付き合いを大切にすること、すぐに相談できる連絡体制を作っておくことが重要だと感じました。
注意喚起のお願い
屋根詐欺は梅雨時期や台風の時期に増える傾向にあります。
皆さんも気をつけて、周りの人にも注意喚起をお願いします。詐欺に遭う人が一人でも減るように、みんなで気をつけましょう!
本記事が少しでも役立てば幸いです。