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こんにちは、じゅりんです。
じゅりんHACK|ラジオ館、今回のテーマは “頭のいい人がやっている大きな習慣”。
と言っても、僕が頭がいいってわけじゃないですよ(笑)
僕が頭がいいなと思った人が、あることを習慣にしていたというエピソードを紹介します。
喫茶店での出来事
数年前、とある喫茶店で仕事をしていた時のこと。
学生さん(高校生くらい)のグループが勉強会をしていました。
5、6人ぐらいのグループで、和気あいあいと勉強している様子が微笑ましくて、なんとなく聞き耳を立てて眺めていたんです。
しばらくすると、そのグループの雰囲気がわかってきました。
どうやら、一人の女の子が周りの子たちからの質問に答えているようなんです。
「これどうやるんだっけ?」「何でこうなるの?」
みんながその子にわからないことを聞いていきます。
すると、その子は的確に答えを出し、教え方も上手で、聞いた方も納得している様子。
「すごい子がいるぞ」と、僕は興味津々でその様子を見守っていました。
なぜそんなに勉強ができるのか?
しばらくして、その子たちが休憩に入りました。
そこで、周りの子の一人が、その中心になっている女の子に質問しました。
「なんでそんなに勉強ができるの?」
みんなが聞きたかった質問です。
あなたなら、この女の子は何と答えると思いますか?
その女の子は、こう答えました。
「そんなの当たり前じゃん。だって私、こんなにみんなに教えてるんだよ」
この一言に、僕は衝撃を受けました。
高校生にして、そのことに気づいているなんて!
アウトプットの重要性
彼女は続けて、こう話してくれました。
「みんなから質問されて、それに答えることで、自分もめちゃくちゃ勉強になる。だから、みんなに教えることが一番の勉強になっている」
まさにその通り!
頭のいい人、頭がいいと思われる人は、アウトプットをしているんです。
アウトプットとは、話す、書く、教える、行動するなど、自分から外に情報を出していくこと。
反対に、インプットは、読む、聞くなど、外の情報を自分の中に入れていくことです。
勉強というとインプットが重視されがちですが、それを活かして応用力をつけるためには、アウトプットが非常に重要なんです。
アウトプットで理解が深まる
なぜアウトプットが重要かというと、インプットした情報をアウトプットするためには、その情報を “形を変えないといけない” からです。
例えば、学んだこと…例えば、教科書に書いてあることをそのまま誰かに話したら、ただの朗読になってしまいますよね。誰かにわかりやすく伝えるためには、情報を整理して、わかりやすい言葉に置き換えたり、例え話を使ったりする必要があります。
この “形を変える” という過程で、より深い理解が求められます。
アウトプットしようと思うことは、深く理解していないとできないわけです。
つまり、アウトプットを中心とした学習をすることで、インプットした情報をより深く理解することができ、それがさらなるアウトプットにつながっていくのです。
アウトプットで成長する
僕も講師として、人にわかりやすく伝えることを心がけていますが、もともと頭がいいわけではありません。
むしろ、受験に失敗したり、学校の成績も良くなかったり…。
それでも、繰り返しアウトプットすることで、いわゆる “頭の良さ” や “知性” は磨かれ、成長していくと実感しています。
“頭のいい人” とは、もともと頭がいい人ではなく、アウトプットを習慣にしている人、成長していく努力をしている人なのです。
アウトプットを習慣にしよう
僕もこのポッドキャストを通して、アウトプットを意識的に行うことで、より深い理解と学びを得たいと思っています。
アウトプットについて詳しく知りたい方は、樺沢紫苑先生の 「アウトプット大全」 や、齋藤孝先生の 「1分間アウトプット勉強法」 などの本がおすすめです。
そして、読んだらぜひアウトプットしてみてください。
感想やコメントなど、お待ちしています。
それでは、良い1日を!