こんにちは!じゅりんHACK管理人のじゅりんです。
暑い夏が続く中、熱中症のリスクが高まる季節がやってきましたね。皆さんも外出時やスポーツの際に気を付けていると思いますが、それでもなかなか熱中症になりかけているかどうかの判断は自分ではなかなか難しいですよね。
ですが、実はスマホのカメラとAIの技術が、私たちの熱中症対策をさらに進化させるかもしれません!
今回は、そんな現在の最新技術と、近い未来にはさらにどう進化するかの予測について、わかりやすくお話しします。
現在の技術:熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ」
現在すでに実践投入されている技術として、熱中症リスク判定AIカメラ『カオカラ』があります。これはAI(人工知能)を使って作業員の顔色や表情、発汗などを検出し、熱中症のリスクを未然に知らせるシステムです。ポーラ・オルビスグループの顔解析技術を活かして開発されました。2024年から販売が開始され、すでに多くの現場で注目されています。
新型コロナですっかりお馴染みになった、店頭などでよく見かけるカメラ型(モニター表示)の体温計がありますよね。カオカラはあんな感じの熱中症リスクの測定システムな訳です。
確かにそのシステムなら測定の負担とかもないので、働いている人にとっても楽に使えますよね。
現在は建設業・製造業などの高温化での作業が発生しやすい業界での導入が進んでいますし、さらに教育現場でも子どもたちの熱中症リスク対策として導入されている現場もあります。
顔の表情などから熱中症のリスク判定、米沢市が「AIカメラ」を全中学校に導入へ…ポーラ化成工業開発 : 読売新聞
もし今後、この技術が進化すれば、スマホでも同じように熱中症リスクを判定できる日が来るかもしれません。
カオカラ – ポーラ化成工業の熱中症リスク判定AIカメラ『カオカラ』
スマートフォンへの応用可能性
スマホのカメラ技術、そしてAI技術は急速に進化しています。これらが統合することで、次のような熱中症リスク対策の機能が実現する可能性があります。
- リアルタイム熱中症リスク評価:スマホのカメラで顔を撮影するだけで、体温や発汗状態を分析し、熱中症のリスクをリアルタイムで評価できます。(「カオカラ」のスマホ版のイメージ)
- 環境データとの連携:スマホがリアルタイムで取得できる気温や湿度、日射量などの環境データを活用して、より精密なリスク評価が可能になります。
- 個人化された予防アドバイス:ユーザーの健康状態や活動履歴などのデータと組み合わせ、個別に最適化された熱中症予防アドバイスを提供します(スマートウォッチなどとの連携で心拍数や睡眠時間などのデータがわかれば、さらに高精度な熱中症の判定ができる可能性もあります)。
- 遠隔モニタリング:高齢者や子供など、熱中症のリスクが高い人々を遠隔でモニタリングし、異常を早期に発見するシステムが構築できるかもしれません(スマートウォッチなど実際に遠隔でモニタリングできるものもあります)。
これは個人的な考えですが、ChatGPTやClaudeでも非常に強力な画像認識のAIが使えるようになったので、スマホでも人間の顔(表情、発汗、顔色など)からの簡易的な分析は可能になるのではないかと思っています。
例えば、個人のスマホであれば平常時の顔写真を保存しておくことで、熱中症の疑いがあるときの顔と比較して簡易的な熱中症の判断に役立てるとか…あくまで素人考えですが。
スマホとAIの進歩は熱中症対策に貢献すると思います
いかがでしたでしょうか?
遠くない未来、スマホが個人の熱中症対策に大きく貢献する日が来るかもしれません。一人ひとりのスマホで手軽に熱中症のリスク対策ができるようになる可能性は十分にあると考えられます。
スマホカメラとAIを使った熱中症対策の未来について、少しでも興味を持っていただけたなら嬉しいです。これからも健康に気をつけて、楽しい夏をお過ごしくださいね!