こんにちは！じゅりんHACK管理人のじゅりんです。
2024年11月1日、ついにChatGPTの新しい機能である”ChatGPT Search”が正式に実装されました。
実は、最初は”SearchGPT”という名称だったのですが、正式版では”ChatGPT Search”という名称でリリースされたみたいです。この機能は、現在ChatGPTの有料版ユーザーなら現在誰でも使えるようになっていますが、今後無料版にも提供される予定なので、期待できますね。
ぼくもChatGPTの有料版を使っているので、この新しいSearchモードを早速試してみました。これが結構便利。簡単に説明すると、ChatGPTの通常のインターフェースに新たに地球儀マークのボタンが追加され、これを使うことでChatGPTに検索機能を付加できるという感じです。これにより、インターネット上の最新情報も引き出してくれるようになりました。
例えばこのSearchモードで「宮崎市の美味しいランチのお店を教えて」と入力すると、インターネット上の情報から最新の情報を収集して答えてくれます。これは、まるでPerprexityのように情報を基にした回答をする機能に近いです。
ただ、ChatGPTの場合は、学習データとインターネット情報の両方を状況に応じて使い分けられる点が大きな特徴です（Searchモードのオンオフ切り替え）。
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Searchモードの使用感と利便性
実際にChatGPTをSearchモードで使ってみた感じ、非常にスムーズに検索結果を出してくれました。
例えば、「SearchGPTとは何ですか？」と聞いたところ、インターネット上の情報を基に詳しい説明をしてくれました。その中には情報源のリンクも含まれており、どのウェブサイトからの情報なのかも確認できるので、信頼性も確保されているように感じます。
特に面白い機能としては、地図情報との連携がありました。例えば「宮崎市のおすすめランチスポットを教えて」とお願いすると、Mapboxという地図サービスを使って地図上におすすめのお店をリストアップしてくれます。これにより、視覚的に場所を確認しながら情報を得ることができて、なかなか便利です。
また、例えばWindowsのノートパソコンについての質問をしても、ちゃんと実際に販売されている商品をリサーチしてくれました。さらに、「表にまとめてください」とリクエストすれば、販売年や価格なども含めた詳細な表を作成してくれるので、こういった使い方が非常に有用です。
検索スピードと懸念点
使い勝手は非常に良いのですが、少し気になる点もあります。それは、回答のスピードがあまりにも速すぎることです。本当にインターネット上の情報を検索しているのか？と疑いたくなるくらい、ほぼ瞬時に回答が返ってきます。これが本当にしっかりとした情報収集をしているのか、ちょっと疑問が残る部分です。
例えば、同様の情報収集を行うサービスであるJensparkでは、情報を収集して回答するまでに数十秒ほどかかることが普通です。ChatGPT Searchが数秒で回答を出してくれるのは嬉しい反面、そのスピードに若干の不安を感じてしまいます。
情報源の偏りについて
もう一つ気になったのが、情報源の偏りです。例えば、「宮崎市でおすすめのスイーツスポット」を検索したとき、情報源が食べログだけだったことがありました。複数のサイトを基にした総合的な情報が欲しいのに、一つの情報源に偏ってしまうと、結局そのサイトを見るだけで良いのでは？と思ってしまいます。
ChatGPT Searchは、情報源としてパートナーシップを結んだサイトを中心に使用しているようで、例えば日本の飲食店情報については食べログが頻繁に出てきます。これが利便性を高める一方で、情報の偏りを生む可能性もあり、少し不満が残ります。
AI検索の競争とこれからの期待
それでも、このChatGPT Searchはとても面白い機能です。特に旅行計画の作成など、インターネット上の情報を基に詳細な計画を立ててくれる点は素晴らしいと思います。Google検索などと比較しても、AIがリサーチ結果をまとめてくれるので、効率的に情報を得ることができるのが魅力です。
また、ChatGPT SearchのGoogle Chrome拡張機能もリリースされており、Google検索の代わりにChatGPT Searchを使えるようにすることも可能です。ただし、まだ情報源の偏りや精度の面で不安があるため、完全にGoogle検索に置き換えるのは時期尚早かもしれません。
ChatGPT search – Chrome ウェブストア
まとめ
今回リリースされたChatGPT Searchは、リサーチ的な用途で非常に役立つ機能だと感じました。しかし、情報源の偏りや回答の速さについては、まだ改善の余地があるかもしれません。それでも、これからのAIと検索市場の競争が進む中で、どのように進化していくのか楽しみです。
ぜひ、ChatGPTの有料版を使っている方は、この新しいSearch機能を試してみてください！
