こんにちは!コミュニケーション講師のじゅりんです。
ビジネスにおいて、人からの信頼を得るというのはとても大切なことです。そもそも信頼のない相手から何かを買いたいとか、サービスを受けたいとは思いませんし、また信頼のない相手をビジネスパートナーとしても見ることはないでしょう。
そのためには、仕事そのもので信頼を高めていくことが一番大切ではあるのですが、他にも「この人…信頼できる人だな」と相手に感じさせる方法があるのです。
それが、「ポジティブ・ゴシッピング」と呼ばれるテクニック。どのようなテクニックかというと…
ポジティブな噂話をする人は、人から信頼される
アメリカのオハイオ州立大学の実験によると、ポジティブな噂話をする人ほど周囲の人間から好感を持たれることが実験でわかっているそうです。
その場にいない第三者のポジティブな噂話。例えば…
田中さんって、ほんといつも気がきくんですよね。イベント会場の片付けとかしてたら、何も言わなくても率先して手伝ってくれて、ほんと助かりました。
このようなポジティブな噂話を、本人のいないところで話題にする人は、それだけでも周囲の人間からの好感度がグッと高まるのです。
単純に考えてもそうなりますよね。「この人はいいところを見つけてくれる人だ」「もしかしたら、自分のことも他の人たちに良く話してくれているのかも」とその人のことを評価するのではないでしょうか。
その場にいない第三者を褒めるという「ポジティブ・ゴシッピング」は、その人自身の人間性や信頼を高めてくれるのです。
「ポジティブ・ゴシッピング」が本人まで届くと、直接褒めれれるよりも嬉しい
基本的に本人のいないところで行われるポジティブな噂話ですが、これが人づてに本人に伝わると、直接褒められるよりも嬉しく、そして信頼を高めることにつながります。
そして、意外とこのポジティブな噂話は本人に伝わりやすいものです。
鈴木さんが、田中さんのことを『すっごく気が利く人で助かる〜』って褒めてましたよ〜!
いい話だからこそ、本人にも伝えやすいんですよね。必ずしも本人まで届くわけではないかもしれませんが、ポジティブ・ゴシッピングを行う人は、このように多くの人から信頼を勝ち取ることができるようになるのです。
「ネガティブ・ゴシッピング」は信頼を下げるので注意!
逆に、オハイオ州立大学の研究では、第三者のネガティブな噂話(ネガティブ・ゴシッピング)ばかりをする人は嫌われやすく、親密な人間関係を築きにくい傾向があることも明らかになっているそうです。
誰かを影で悪く言うということは、噂話をされている第三者以上に、自分自身の評価を落としてしまいます。もちろん聞き手はその場では「そうなんだね〜」と話を合わせてくれる人が多いでしょうが、その後の関係性は…残念なことにならざるをえません。
やはり「自分のことも、影で悪く言われているかも…」と思う相手を信頼しようとは思えませんよね。他人の悪口は自分の身を滅ぼすことにつながるので要注意です。
まとめ:ポジティブな噂話で、Win-Winに信頼を高めましょう!
いかがでしたでしょうか。
最後にぼく自身の実際にあった体験ですが、職業訓練校の生徒さんからこんな話を聞きました。
じゅりん先生!◯◯先生が『以前じゅりん先生の講座を受講したけどすっごくよかったの。皆さんはそんな先生から授業受けることができるんだから、本当に幸せね〜!!』って言ってましたよ〜!!
はっきり言って、めちゃくちゃ嬉しかったです!!これは本人(ぼく)に噂話が伝わったパターンですが、そうやって周囲に話してくださる先生に対して、本当に素晴らしい方だと感じますし(実際素晴らしい方です)、とても信頼しています。
そして、その先生は生徒さんからの信頼も厚く、やはりポジティブな噂話が生み出す「いい人間関係」は侮れないと改めて実感しました。
Win-Winの関係を築ける上に、周囲の人たちからの信頼を高めていくこともできる「ポジティブ・ゴシッピング」、ぜひ使ってみてくださいね!