
こんにちは。情報整理・仕事効率化コンサルタントのじゅりんです。
ビジネスやプライベート…どのような人間関係においても、ぼくらが社会で生きている限り人間関係を0にするというわけにはなかなかいきません。
それがゆえに抱えてしまいがちなコミュニケーションのストレス。現代ではSNSなどでも人との繋がりが生まれることを考えると、正直、多くの方が多少なりとも悩みを抱えているのではないでしょうか。
今回は、そんな人間関係のストレスを減らすために知っておきたい「コミュニケーションの7つのレベル」について簡単に解説したいと思います。
コミュニケーションの7つのレベル
この「コミュニケーションの7つのレベル」は、牧師であり、カウンセラーであり、コミュニケーション講師でもある“うどにしつとむ”さんの著書「7つのレベルでつかむ!コミュニケーション・バイブル」で提唱されています。(実はうどにし先生…ぼくのコミュニケーションの先生でもあります)
「人間関係には深さがある」というのがその基本になります。ではどのような深さなのか見ていきましょう。
- レベル1 スイッチオフ
- レベル2 挨拶
- レベル3 事実・出来事の共有
- レベル4 意見・考え・解釈の共有
- レベル5 肯定的な感情(嬉しい・楽しいなど)の共有
- レベル6 否定的な感情(悲しい・つらいなど)の共有
- レベル7 無条件の愛・being
「レベル1 スイッチオフ」とは、街中ですれ違うだけの関係の人などのことです。世の中の人全てと仲良くなろうなんてそもそも無理な話。実は、自分自身にとっては世界中のほとんどの人がこのレベルに当てはまるはずです。また、敢えてスイッチオフの状態を作ることもできます(後述)。
「レベル2 挨拶」から挨拶を交わす関係になっていき、徐々にレベルが深まるにつれて共有するものが、プライベートに関わる、その人の在り方や生き方に関係するものになっていきます。
「レベル7 無条件の愛・being」とは、例えば会話がなかったとしても、この人がいてくれれば心が温かくなる、元気になれる…そんな関係のことです。
各レベルの詳細については、書籍を読んでいただくのが一番だと思いますが、自分と相手との関係を考えたときに、どのレベルの関係なのかなって考えるだけでも少し気持ちが楽になるはずです。
コミュニケーションのレベルは自分で上げ下げしていい
この「コミュニケーションの7つのレベル」ですが、決して固定されたものではありません。仲良くなることでよりレベルが深まったり、逆にケンカをしてレベルが浅くなったりすることもあります。
そして、大切なことは、このコミュニケーションのレベルは「自分自身で意図的に上げ下げして構わない」ということです。
つまり、「この人とはちょっと距離をおきたい…」と思ったら、相手とのコミュニケーションレベルを浅くして構わないということなんですね。おそらく多くの人が今の人間関係(のレベル)を維持しようとする傾向があるのではないでしょうか。ですが、それが故に抱えてしまうストレスも大きいわけです。
どんなに仲がいい人であったとしても、時には少し離れたいと思うこともあるでしょう。
職場でよく顔をあわせるからといって、コミュニケーションレベルを深めていかなければならない…なんてこともありません。
今のその人と、どのコミュニケーションレベルが居心地がいいか…それを自分で決めていいんです。人間関係でストレスを抱えないためにはそこがとても重要なポイントになります。
「レベル1 スイッチオフ」をうまく使おう
「レベル1 スイッチオフ」を意図的に使うことで、人間関係のストレスから解放される時間を作ることができます。それは、一人の時間を作るということです。
例えば、ひとり旅に出たり、ひとりショッピングを楽しんだり…できればスマホの電源も落として、完全に人間関係のスイッチをオフにして、一人の時間を楽しんだりすることがオススメです。
また、書籍の中では「肯定的な寂しさ」という言葉がありますが、敢えて仕事やプライベートなどの人間関係から距離を置いて一人になることで、自分自身と向き合ってみる、ひとりぼっちの寂しさを感じてみる…それも大切な時間になります。
そういった肯定的な寂しさを感じたら…またコミュニケーションのスイッチをオンにした時に、一人ではないありがたさなどを感じることもできるかもしれません。
ぼく自身も時々ですが、車を海岸沿いに止めてひとりぼっちの時間を作ることがあります。ぼーっと一人で考え事したり、本を読んだり、ちょっと寂しさを味わったり…その時間を作るからこそ、また人間関係の中に身を置いたときになんとなく楽な気持ちでいれるのだと思います。
コミュニケーションのレベルは、自分で動かすことができる。このことを知っているだけでも、人間関係で感じるストレスを軽減するのに役立つはずです。
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