じゅりんHACK

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【書評】「読んだら忘れない読書術」は、本を人生に役立てたい人のバイブルになる一冊!!

   

本の概要

「読書は心の食事」なんて言われますが、いやいや、それどころか、実際にぼくらが生きていくための糧となることも多々あります。

  • 読書して、ビジネスのヒントをもらう
  • 読書して、知識を学び、身に付ける
  • 読書して、お金の使い方を知る
  • 読書して、コミュニケーションの方法を知る…

ぼくらが生きていくための智恵を先人たちが教えてくれるのが本であり、それは「心が豊かになる」以上の重要さを持っています。

…なのに、せっかく時間をかけて読んだのに…覚えていない。
そんなことありませんか?

これではもったいない!!
せっかく読むのですから、記憶に残る読書をした方がいいはずです!!

というわけで、今回紹介する本は、「読んだら忘れない読書術」
著者の樺沢紫苑さんが、精神科医として、作家として、一人の読書家として、納得度の高い読書術を紹介してくださっています。

難易度の高い(または理解しにくい)読書術はひとつもありませんので、安心して読み進めることのできる一冊です。

Amazonの紹介文はコチラ

「本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまう」
「せっかく読書をしても、記憶に残っていない」
「凄くおもしろかったのに、少し時間がたつと内容が思い出せない」

あなたも、こんなふうに思っていませんか?

こんな、記憶に残らない「読んだつもり」の読書は、
ザルで水をすくうようなもので、時間の無駄です。
読書とは、その内容を忘れずに自分の知識として定着させて、
自己成長に結びつけてこそ、はじめて意味が出てくるものなのです。

本書では、精神科医である著者が、
脳科学的な裏付けのある「読んだら忘れない読書術」を公開します。
また、「SNSの超プロ」としての立場からも、ソーシャルメディアを使いこなし、
読書で得た知識をアウトプットする方法、人とシェアする方法などを明かします。

ぜひ、「読んだら忘れない読書術」を手に入れ、
さまざまな本で学んだ内容を仕事や生活の場で実践してください。

その前にまずは、本書を「記憶に残る読書術」で読み進めてみてください!

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本書のココがポイント

アウトプット読書術で「文章力」を鍛える

インターネットの時代では、「文章力」は絶対に必要不可欠な「仕事力」だといえます。
そして、「文章力」を鍛えるほとんど唯一の方法は、キング(※1)の言うように「たくさん読んで、たくさん書く」ことしかないのです。

本を読まない。文章も書かない。それでいて、文章力を鍛えることは不可能です。
言い換えると文章力を鍛える方法とは、インプットとアウトプットを繰り返すことです。アウトプットを前提にインプットを行い、インプットをしたらアウトプットをする。それをフィードバックして、また別のインプットをしていく。本書でお勧めする「アウトプット読書術」を実践するだけで、文章力は確実に鍛えられます。

(※1)スティーブン・キング:「グリーン・マイル」などの多数のヒット作を手がけるアメリカの小説家

本書では「アウトプット」の重要性について、かなりのページ数を費やしています。

その中でも、アウトプットによって得られるメリットである「文章力の向上」は、多くの人が身につけたいと願うものではないでしょうか。

多かれ少なかれ、私たちは自分の「思い」や「考え」を人に聴いてほしいと願っています。しかし、表現がうまくできないことによって、相手に伝わらなかったり、お互いに嫌な思いをしてしまうことも…。

ですから、「文章力が高い」ということは、インターネット全盛の時代、自分自身の思いや考えを多くの人に共感してもらえる大きな力になるのです。

そのためにも、読書を「インプット」と「アウトプット」のセットとして捉え、この流れの中で「文章力」を鍛えていくことが人生を豊かにすることにつながっていくんですね。

何を隠そう、ぼく自身も「文章力を鍛えたい!」という思いがあって、この書評ブログをやっています(まだまだ稚拙な文章ですが(汗))

本を読むなら楽しんで♪

「自己成長のため」「仕事に役立てるため」が全面に出ると、イヤイヤする読書につながってしまいます。「仕事のために、今週中に読まないといけない」「資料作成のために、明日までに目を通さないといけない」「レポート提出に必要だから、どうしても読まないといけない」「夏休みの読書感想文の宿題だから、読まないといけない」。このように、「仕事のため」に読んだり、「やらされ感」の中で読書したりすると、絶対にドーパミンは出ません。
逆にストレスになり、せっかく読んでも記憶に残らないし、身につくこともないのです。

本を読む理由は「楽しい」から。
ただ楽しみながら読むだけで、記憶にも残り、学びも大きく、自己成長につながる。「自己成長」を目的にしないほうが、結果として猛烈な自己成長につながるのです。

「何のために読書するのか?」

これがワクワクするものでなければ、途端に「学び」や「気づき」は大きく減衰してしまいます。ものによっては、全く印象に残らなかったり、全然読み終わらないことも。

なので、ぼくは今でも頻繁に本屋さんに足を運ぶようにしています。
フラフラと本棚の間を歩きまわり、面白そうだと思った本は手にとってパラパラと眺めてみる。ここで「この本面白い!」と思ったときに購入するんですね。

このようなワクワクする「本との出逢い」は、やはりインターネット上では味わうことが難しいです。そういう意味で、ぼくにとって実際の本屋さんの店舗は、読書力を高めるために必要な場となっているのだと感じます。(もちろんインターネット書店も便利なので使ってはいます)

また、「面白そう!」とか「楽しそう!」という感情は、実はその本を読んだあとの“成長している自分の姿”のイメージがあるから生まれてきます。なので、結果的には「自己成長」や「仕事に役立てる」ことにつながっていることが多々あります。

つまり、“本そのものにワクワクする”ということに加えて、

  • 読書して成長している自分にワクワクする
  • 読書してスマートに仕事できるようになっている自分にワクワクする

ことを目的として本を選んでみるのであれば、「学び」や「気づき」を深めていくことは十分可能になるのだと思います。

かなり大胆にざっくりといってしまえば…

「マジメすぎる読書(本選び)はNG」ということです(笑)

読んだら話す!最強のアウトプット復習法!

読んだ本について話す。これを意識的に行うことで、本の内容を思い出すことができ、アウトプットによる復習効果が得られます。

(中略)

重要なのは、「おもしろい」「ためになった」を連呼してもだめで、具体的にどこがためになったのか、本の内容を要約しながら、相手に伝えるということです。
自分が「気づき」を得た部分、マーカーでラインを引いた部分などを紹介して伝えると、「気づき」を共感することになり、相手は本を読まなくてもそれだけでためになるのです。
人に本を勧めるには、本の内容を思い出し、さらにそれを頭の中で整理しないといけませんから、アウトプット効果は非常に高いのです。

「アウトプット」は何も書くことだけではありません。
最もカンタンで効果の高いアウトプットとして「人に話す」ことがあるわけです。

  • 要約して伝える
  • 大事な部分だけを取り出して伝える
  • 自分の知識と合わせて伝える…

これらの「アウトプット」は、どれも「インプット(読書時)」とは形を変えて発信されていることが大きなポイントとなります。

どういうことかというと、インプットした情報を「自分の言葉」でアウトプットするためには、自分自身の中で情報を整理し、再構築しなければならないということです。

インプット(読書)
  ↓
【情報の整理・再構築】
  ↓
アウトプット(話す・書くなど)

このプロセスを通すことで、インプットされた情報の理解は大幅に深まるのです。

ぼくは仕事柄(講師業)アウトプットする機会が多いのですが、読書や講座などを通して得た「学び」や「気づき」を自分の言葉にして伝えていると、いくつもの新しい「気づき」や「発見」「つながり」が見えてきます。

この書評ブログもそうです。
「もしかしたら、この話って○○さんの本とも共通点があるかも!」「そうか!こういうことなのか!」など、書きながらいくつもの「気づき」をもらっています。

情報発信(アウトプット)は、実は誰よりも自分自身の情報理解に役立っているんですね。

スキマ時間こそ読書のゴールデンタイム!

60分まとめて読書をするのと、15分のスキマ時間4回で読書をするのとでは、どちらが効率的な読書ができるでしょうか?

何かの作業を行う場合、その集中力は、初めと終わりで特に強くなることが知られています。心理学では、この現象はそれぞれ「初頭努力」「終末努力」と呼ばれます。わかりやすくいえば、始まった時の「さあやるぞ」という「最初の頑張り」と、ゴールが見えたときの「もうひとふんばり」という「最後の頑張り」です。

(中略)

15分で本を読むと、「初頭努力」で5分、「終末努力」で5分、合計10分の「記憶力の高い状態での読書」が可能になります。これを4回繰り返すと、60分中40分までもが「記憶力が高い状態での読書時間」になるのです。

ぼくもカバンの中には必ず本を入れています。
なるべくスキマ時間で読書できるようにですね。

著者の樺沢さんの言われるように、時間制限(5〜15分くらい)のあるときの読書ほど楽しくって、本気で集中して読めることはありません。ですから、ふと生まれた空き時間を読書に使えるようにいつも本を準備しています。

ですが、気をつけないといけないのが…スマホです。
ついつい貴重なスキマ時間(読書時間)をスマホを見ることで無駄に費やしていること、ありませんか?

本書でも「電車でスマホを触るのは最大の時間の無駄である」と厳しく書かれています。

もちろんスマホ自体は便利なものですし、ぼく自身とても助かっているのですが、必要のないスマホ時間も…確かにないとは言えません。

なので、今は意識してスマホより本を先に取り出すようにしています。

本は読みたいところから読めばいい

本は、「学び」や「気づき」を得るために読むものです。ですから、「学び」や「気づき」を得るために最適な読み方をすれば良いのです。
実用書と呼ばれる本の多くは、最初から一字一句読む必要はありません。なぜならば、それらは何らかの方法やノウハウについて書かれた本ですから、最も重要なのは「方法」の部分なのです。しかし、実際の書籍には「根拠」「裏付け」「実例」なども、ページの多くを占めています。
そこで、「方法」の部分に最速でたどりつくコツをお伝えします。

まず、「この本で一番知りたいことは何か」を考えます。
そして、その知りたい部分を先に読んでしまう。まず本を開いたら、目次を見て、一番知りたいことが書かれている部分が何章にあるのか目星をつけて、その結論が書かれていそうなところに、いきなりワープします。

ぼくは我慢強くない人間なので、いつも「知りたい!」「読みたい!」は先に読んでしまう派です(笑)

ですので、本屋さんでも、立ち読みの段階で“一番知りたいこと”は読んでしまっていることも…。

しかし、実際にしっかりと読み始める段階では、すでに目次や自分にとって重要な部分がある程度わかっているので、とても読みやすく、頭に入ってきやすいです。

多くの読書本や速読本でも同じようなことが書いてありますが、一言でいえば、“読書という旅”をするにあたって、地図(目次)や目的地(読みたいところ)が予めわかっていれば、無計画に旅立つよりもスムーズで、かつ楽しめるということなのです。
(もちろん行き当たりばったりの楽しさも否定しませんが)

本書も「読書術」を中心に読んで、その周辺をパラパラと見渡したあとに、最初から読み始めています。樺沢さんの本は構成がとてもしっかりしているのもありますが、全体像を把握していると、内容のつながりがドンドンと見えてきて、とても楽しく学びを深めることができました。

まとめ

色々な読書術の本がある中で、本書は特にオススメできる一冊ではないかと思います。

著者の樺沢紫苑さんは現役の精神科医の先生なので、脳科学的な観点からも読書術の根拠を示してくださっています。ですので「なるほど!」と納得感を持ちながら読み進められるのもオススメのポイント。
方法に対する納得感・信頼感は、けっこう大事なことなのです。

また「その読書法って本当にできるんですか?(1分1冊とか…)」という本も多い中、本書で紹介されている読書術でしたら、できない人はほとんどいないはずなので、万人の読書力を向上させることのできる良書だと感じます。

今回の書評では触れませんでしたが、本書の後半には「電子書籍読書術」についても1章分がっつりと書いてあるので、これからの時代Kindleなどの電子書籍を使いこなしていきたい方にも指南書になるはずです。

「月に何冊も本を購入する」ということについては、意見は色々あるかもしれません。

ですが、その道のプロフェッショナルの方々が、試行錯誤して生み出してきたノウハウや考え方を、どこにいても、どの時間にでも学ぶことができるということを考えると1冊1,500円程度(ビジネス書)なら安いものだと思います。

そして、それを「面白かった!」で終わらせるだけでなく、自分自身の人生を豊かにするための糧にすることができたら、支払った金額の何倍もの価値があるはずです。

個人的には、だからこそ「読書力」をもっともっと鍛えていきたいと思っています。

  • 読書力を高めたい
  • 文章力を高めたい
  • もっと読書を楽しみたい
  • 社会人になる前に読書術・勉強法を身につけたい
  • 普通の読書にマンネリを感じている…

このような方々には、特に読んでいただきたい一冊です♪
きっと自分にピッタリくる読書術が見つかるはずです。

目次

第1章 なぜ、読書は必要なのか? 読書によって得られる8つのこと

第2章「読んだら忘れない」精神科医の読書術 3つの基本

第3章「読んだら忘れない」精神科医の読書術 2つのキーワード

第4章「読んだら忘れない」精神科医の読書術 超実践編

第5章「読んだら忘れない」精神科医の本の選択術

第6章 早く、安く、たくさん読める究極の電子書籍読書術

第7章「読んだら忘れない」精神科医の本の買い方

第8章 精神科医がお勧めする珠玉の31冊

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