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【書評】「のうだま2 記憶力が年齢とともに衰えるなんてウソ!」で、物忘れにサヨウナラ!!

      2015/01/16

本の概要

「記憶力が衰えてるなぁ…」なんて感じたら、必読の一冊!!

「のうだま―やる気の秘密」の上大岡トメさん&池谷裕二さんのタッグで送る2冊目の脳科学本!!今回は「記憶」がテーマです。

この本を読んだら、ぼくも「最近物忘れが…」なんて言い訳できなくなってしまいました(^_^;)

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「最近、ど忘れやもの忘れが激しくなって……」。しかし、ちょっと待ってください。最新の脳科学の研究で驚くべきことが発表されました。それは「年をとっても、脳の神経細胞の数は減らない」ということです。『海馬』などの著作で知られ、日本を代表する脳科学者の池谷裕二さんに、もの忘ればかりして悩んでいる『キッパリ!』の上大岡トメさんが鋭く迫って、この驚くべき事実をイラストと漫画でやさしく説き明かします。さらに最新の研究結果に基づき、年をとっても記憶力が衰えず、むしろますます増大させていくことができる方法を伝授します!
前著『のうだま』で、続ける技術とやる気の秘密を解いた二人が、再び強力タッグを組みました。

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本書のポイント

記憶力が衰えたように感じるのは「気のせい」

たとえば小学生の頃、そもそも知り合いが何人いたか考えてみてください。クラスメート+α、おそらく数十人でしょう。さて、今はいかがですか。付き合いも増えるし、芸能人、歴史上の人物、政治家なども入れていけば、知っている名前の数は、何千、何万となるでしょう。膨大な量の情報から検索するには、コンピューターでさえも時間が掛かります。

記憶力の衰えを感じさせるのは「マンネリ」

年をとると、周囲のものごとがどんどん当たり前のように感じられてきて、次第に驚きの感情が減ってきます。世界は依然としてこれほど光り輝いているのに、自分から蓋をして、新鮮味を希薄にし、マンネリ化させてしまう。するとシータ波が出ませんから、一見、記憶力が衰えたと感じても仕方がありません。この意味においては、記憶力の衰えは決して脳のせいではなく、自分自身の態度、つまり気持ちや心の持ち方の持ち方の問題だということになってきます。

寝る1〜2時間前が記憶のゴールデンタイム

勉強することで点数が上がるのは当然なのですが、睡眠によってさらに点数が上昇するというのは、いったいどういうことでしょうか。ただ寝ているだけですから、知識の総量は増えてはいないはずです。それにも関わらず点数が上がるのです。おそらく知識というものは、ただ脳に詰め込んだだけでは、使いものにならないのでしょう。それがどんなに立派な知識であっても、乱雑に蓄えられてしまっていて、すぐに使用可能な状態となっていなかったら宝の持ち腐れです。

記憶があいまいなのは優れている証拠

「記憶力がよい」とは、世間では、素早く正確に記憶できることを指します。しかし、ちょっと考えてみてください。まるで写真に撮ったかのように完璧に物事を覚えるのは、脳にとっていったいどういう意味があるでしょう。正確な記憶は、そもそも役に立つのでしょうか。
少なくとも脳は、写真のような正確な記憶を重要視していないように見えます。私たちの記憶はもろく、あいまいで、ときには勘違いさえします。
実際のところ、記憶は正確では役に立たないのです。あいまいであることが必要なのです。それは、覚えたい内容の特徴やルールなど、「パッと見」の下に潜んでいるひそんでいる共通項を自動的に選びだすためです。

感想

なるほど!記憶力って衰えないのか!

読んでみて「なるほど〜!!」って感じました。
確かに歳を取るにしたがって、脳に蓄積されていく情報量は膨大になっていきますもんね。

バケツの中で貝殻を探すのと、海岸で同じ貝殻を探すのでは、難易度が全く違うのと似たような状態ということのようです。

そう考えると、記憶力の話って、「覚える」ことと同じかそれ以上に「思い出す」ための手法をもっておくことが大切になるのかもしれませんね。

なんとなくパソコンやEvernoteなんかで、必要な情報を効率よく検索していく状態と似てるなって感じました。

ワクワク・ドキドキすると記憶力がアップする

記憶力をアップさせるためにはLTP(Long Term Potentiation)(脳神経のつながりを強化する現象)を起こすことが必要になるそうです。

ですが、そのためには「復習」が必要。

でも!復習回数が少なくてもLTPを起こすことができるんですね。その鍵になるのが「シータ波(θ波)」

シータ波は興味を持っているとき、好奇心が活発に働いているときに海馬から出ているそうです。

つまり、

  • 初めて行く場所
  • 初めて会う人
  • 初めて経験すること

などの好奇心を刺激するような状況に身をおくことで、記憶力を向上させることが可能になるんですね。

とすると、仕事や勉強をいつもと違う環境(言ったことのないカフェで仕事してみる)で行うことは、けっこう理にかなっているのかもしれません。

「なんか飽きたなぁ」
「マンネリだなぁ」

と感じたら、ちょっとした刺激を脳に与えてあげるような工夫をできると、仕事も勉強も効果的に進みそうですね。

そういえば、ぼくはパソコンの個人レッスンを「タリーズコーヒー」や「スターバックス」などで行っていますが、これもたまに場所を変えることで、クライアントの学習促進につながるかもしれませんね。

関連付けで記憶力アップ!

情報がたくさんあることはもちろん大事ですが、そこにアクセスすることができなければ意味がありません。

目的の記憶を引っ張りだすために大切なことは「回数」

くり返し思い出すことで、記憶までの道が整地され舗装されて、すぐに正確に思い出せるようになるそうです。

そして、もうひとつが「関連付け」

本書では「ドラゴン桜」で紹介されていた「メモリーツリー」で解説されていましたが、「マインドマップ」も同じことですね。

目的の記憶までの道筋がたくさんあることによって、一つの道がわからなかったとしても、他の道で目的地まで到達することができればいいわけです。

ぼくは自分がマインドマップのインストラクターをしていることもあって、たいていの記録はマインドマップで作ります。

すると、思い出すときの引き出しがかなり多くなるので、セミナー等でも関連のある様々な補足情報をお話することができて、とても助かっています。

「出力」こそが記憶を定着させる!!

「復習」(=「再入力」)以上に、学習したことを「出力」することによって、記憶はより定着すると本書では書かれています。

そのため、テストを行うということは単純に「評価」するという観点以上に、覚えたことをより強く脳に定着させることに重要な役割を果たしていると言えるそうです。

これは、レポートや感想文にも同じことが言えるかもしれませんね。

「出力」する際に、「入力」した知識を再構成することによって理解が深まるとも言えそうです。

また、「入力」した知識を、「体験」「経験」として「出力」することも、「知識記憶」が「経験記憶」につながるという好連鎖を生み出すことになるようです。

確かに、ぼく自身もセミナーや講座などで様々な情報をお伝えしていますが、実はその「出力」によって、もしかしたら自分自身が一番記憶・理解力が高まっているのではないかと感じることがあります。

テスト・レポート・資料作成・書評・ブログなど…

「出力」の機会を大切にして、より学習を効率化させていきたいですね。

マンガでわかりやすく、面白い!
子どもにもオススメの一冊です♪

上大岡トメさんのマンガがとてもわかりやすくって面白い!

池谷裕二先生の脳科学の話がとても興味深く、仕事や学習に即役立つことばかり!

子どもたちから大人まで、楽しく読めて役に立つ一冊です。
本書にも書いてありますが、「感情が盛んなときにものごとは覚えやすい」ということもありますので、楽しく読めるマンガであるという本書の特徴は、まさに記憶・学習を促進させてくれるにふさわしい一冊だと思います。

読んだ後は、実践して「出力」することをお忘れなく♪

目次

第1章 記憶力の減退は加齢が原因ではない!
(なかなか思い出せない!!
なかなか覚えられない!!)

第2章 加齢で脳の神経細胞は減らない!
(記憶の役割って?
短期記憶と長期記憶
キーパーソン カイバ ほか)

第3章 睡眠を記憶力増強に利用しよう!
(眠ることも記憶のうち
レミニセンス効果
魔法の記憶・方法記憶 ほか)

第4章 好奇心があれば記憶力は衰えない!
(脳は入力するよりも出力を重視する)

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